#03「大地の恵み」って付けるとなんでも美味そげ。

2018/11


大地、めちゃくちゃ恵んでくれるやん。


こんにちは。

心は無農薬野菜、ウエダモジカです。


『大地の恵み』という売り文句。

皆さんは、よく聞きませんか? 


あの売り文句って『農作物限定』っていう暗黙のルールとかあるんですかね。

別にないか。



『大地の恵み』と聞くと、なんだか特別感があって美味そげな響きなんですよね。


大地の恵み、北海道産じゃがいも

大地の恵み、果汁100%オレンジジュース

大地の恵み、手述べおうどん

大地の恵み、オーガニック玄米茶

大地の恵み、自家製アップルパイ


……。


「コレ、美味そげの原因は別じゃね?」って思った方。


そうです、すみませんっっ!盛りましたぁ!!!


「北海道産」

「果汁100%」

「おうどん」の「お」

「オーガニック」

「自家製」

こっちが美味そげの原因かもしれません。


実際、文字にしてみたら「大地の恵み」って漠然としすぎて美味そげ感が弱かったです。

何と言うか、ちょうどいい前置きみたいな感じ。

業務メールの「お世話になっております」みたいな立ち位置?



ただ。

『大地の恵み』と言われても、元をたどれば皆そうでは?と思う節もあります。


我々人間だって『大地の恵み』の賜物たまものでは?



『恵み』って分け隔てないものじゃないですか。

それを銘打って商売することもなんだかおかしな話では?


キリスト教における恵みの解釈はこうです。

『原罪も関わらず、無条件で与えられる無償の愛』


無償の愛ぃ?

だったら皆に届くべきじゃない?



そう思うと、一律で配られる配給物に対して『大地の恵み』と呼ぶことが本来でしょう。〈そんなことない〉

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