第19話
「ありがとうございます!あの、何とお礼を言ったらいいか」
「お礼ならそのおっぱ……いや、あんなことで退学になるなんて許せなかった、それだけだ」
本当、制服の上からわかる程の張りのある美乳だな、シアの柔らかそうなおっぱいとは違う良さだ。
女子生徒は急いでいたのか頭を下げて去っていってしまった。
「ショウ様!何か凄い騒動になってるから来てみたのですが……まさか決闘を行なったのですか!?」
「ああ、でも大丈夫だ。もう勝負はついたからな。今日からゴールドクラスだ……ん?どうした?」
「私達が作戦を立てている間にそんなことが……すみません」
「いやいや、これからどうするか考えてくれていたんだろ?なら謝る必要ない」
「うっ……はい……」
何か反応が妙だが、まぁいいか。
「それよりショウ君がゴールドクラスなんて凄いよ!あ、でもクラスが違うから部屋も別になっちゃうのかな……」
「ゴールドクラスは中心部に近いゴールドエリアの寮に2人まで暮らせるトイレ風呂キッチン完備の完全個室が与えられますね。他にも無償の学食や色々と優遇があります。全てゴールドエリアにいなければ使えませんが……」
「そっか……じゃあ少し離れ離れになるね……」
「ん?俺は今の部屋から動くつもりはないぞ?同じ部屋の方がこれからのことを話し合いやすいし、それに俺が2人と一緒にいたい、ダメか?」
「……ゴールドクラスの特権を捨ててまで、ショウ様、ありがとうございます」
それに美少女と同じ部屋なんて特権よりいいものなんてある訳がない。
カーテン越しに着替える美少女、布の擦れる音、その甘い香り。
……最高だ。
「私達も早くゴールドクラスになれるようにがんばらないと!」
「はい、次の試験は10日後です、一応ゴールドクラスにすぐ行けないことは無いのですが……」
「それって決闘のことかな?」
「いえ、試験でトップ通過出来ればブロンズクラスは飛び級が可能です。ですが1人だけ、できるとしても私とノーフィさんどちらかだけになります」
「そっか、シアちゃんと戦うことになるんだ。ちょっとやり辛いけど……仕方ないよね、でもそれに勝ったら……」
「
「
……ん?個室が欲しいだけだよな?
何か妙な声が聞こえてきたのは、気のせいか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます