観光、そして魔女の居城へ

 魔術大国上空に着くや否や、ステラが「とりあえずは観光みたいな感じで首都を紹介してあげよう。のんびりとね」と告げて地面に降りていく。それを見た俺も彼女の後を追うよう下降していくのだが、その最中にふと思った。


(……待て。ステラは魔術大国で最も有名かつ高名な『氷の魔女』の弟子だ。そんな奴と一緒に首都を歩くというのは目立ちまくるというか、魔術大国の術師達に群がられて動けなくなる可能性があるんじゃないか?)


 魔術狂いばかりの国、魔術大国。


 そんな国であれば『氷の魔女』の弟子や共同研究を志願する者は多いだろうし、実際に弟子として認められたステラもそれなりに有名だろう。ステラを通して弟子入りを申し入れたり、何かを伝えようとする輩は多そうだ。


(普段の肉体なら、問題ないが……)


 今の俺の体は子供のそれなので、人の波には簡単に呑み込まれてしまう。ジルの肉体のスペックだから簡単に弾き飛ばせはするだろうが、不要な暴力を振るうのは流石によろしくないだろう。


 そんな展開を危惧していたのだが、意外にもステラは対策を取っていた。ふところから人面魚のマスクを取り出し、顔全体に被せ始めたのである。


 だがそのチョイスはなんなんだ。


(幻術による顔の隠蔽いんぺいじゃなくて物理的に隠すというのは意外と原始的手法だなと思ったが……ここ、魔術大国だもんなあ)


 魔術大国は魔術が盛んすぎる国。


 国民の全てが魔術師であり、そこら辺を歩いている小学生高学年くらいの少年少女だって他国では戦力として十分機能するレベル──中級魔術の使い手だったりするのだ。顔を誤魔化す程度の幻術であれば、簡単にバレてしまうだろう。


 その辺の屋台のおっちゃんでさえ上級魔術を扱えるかもしれないこの国は、第一部においては充分魔境だ。過去には他国の術師が幻術を用いて潜入した結果、駄菓子屋のおばあちゃんに「あんたタカシじゃないわね!」と怒鳴られながら放たれた超級魔術で死亡したとかいう悲しい事件もあったと聞くし。タカシ誰だよ。


(……駄菓子屋のおばあちゃんが超級魔術撃ってくるとか普通に怖いな。いや如何に魔術大国とはいえ滅多にない例ではあるだろうが)


 とはいえ駄菓子屋のおばあちゃんでさえ、小国を壊滅させられる魔獣を単騎で倒せる可能性がある国か……一般人だけで戦争なんてしたら魔術大国の圧勝だな。他国の犯罪組織による犯罪件数が最も少ない国というのは伊達ではないという事か。


(義務教育で魔術学んでるらしいからなこいつら。戦闘目的ではないとはいえ、一般人同士の争いなら入門魔術を使えるだけでも普通に強い)


 そうこうしている間に、俺とステラ、そして彼女に抱えられていたキーランは大地に降り立つ。空中をここまで長時間かつ長距離飛行したのは初めてだったので、大地の上に立つ感覚というのもなんだか久しい気がする。


(この辺も慣れないとだな)


 ジルの肉体で可能なことは多い。その全てを反復練習して、身体に馴染ませる必要がある。どれか一つに頼りきるのは勿体無いし、何より弱い。


 例えば防御を権能に頼り切ってしまえば、権能が効かない相手には苦戦を強いられるだろう。原作のジルが瞬殺された理由の一端にはおそらく、邪神には権能が通用しなかったというのもあるだろうし。なので、回避の練習も大切だ。


「さてさて。じゃあ行こうかジル少年、キーランくん」

「承知した」

「少年。少年などと……」


 そう言ってカラカラと笑うステラに、愉快なのはどう考えてもお前の方だろうがと内心でツッコミを入れる。首から上は顔全体を覆い隠す形の人面魚のマスクを被っているくせに、首から下は半袖のワンピースのような服装である。


 スタイルはスラリとしていて見目麗しいので、顔面が化け物の癖に首から下は美少女というアンバランスさ。俺は何を見せられているんだという気持ちに──待て。


(この、絵面は……)


 ステラは身バレ防止の為に顔面を覆う人面魚の被り物。俺は対外的に便利そうという理由から若返り薬を飲んで少年に擬態中。キーランは普段通り黒のロングコートに黒のパンツ、革製の黒い手袋を身に付けた服装。


(……あかん)


 結果として───人面魚の顔をした首から下が美少女然とした少女と、小学校三年生くらいの外見年齢をした美少年と、全身黒づくめの成人男性という意味不明な三人組が完成し、大国の首都を観光するという地獄のような絵面が誕生してしまうのであった。


 ……。

 …………。

 ………………俺は、この余りにもあんまりな奇怪な集団の一員として、この国の首都を歩くのか……? こんな絵面が平然と受け入れられるのは、大学の学祭くらいじゃないか……? いやまあ、面白いと笑えると言えば笑えるが……いや、うーん……うん?


(いやいや待て。ここは魔術大国だ)


 一瞬遠い目になったが、ここは魔術大国だからセーフだと自分を落ち着かせる。


 他の国であればともかくとして、この国なら問題ないはずだ。何せ、この国には頭がおかしい連中しかいない。魔導書閲覧して廃人になるのが当然だよねみたいな価値観を有している人々が、おもしろ集団程度で動じる訳がないのだ。


 だから大丈夫、と俺は二人と共に首都を歩き始めた。


「……なんだあれ」

「え、あれ……え……?」

「うわっ……引くわー……」

「人面魚……人面魚……? 頭おかしい……」

「あれ、不審者の二人が小さい子を拉致しようとしてるのか?」

「いや、人面魚の方も普通に十代なんじゃないか」

「ママー。なんか変なのいる」

「しっ! 見ちゃいけません!」

「……なにかの撮影……? いやしかし人面魚……高度すぎるな……」

「なにあれこわ……」


 何故だ。


 何故アイツらはさも「自分は常識人ですけど???」みたいな顔をして俺達から数歩引いているんだ。おかしいだろ。なんで自分の事を全力で棚上げして他人を頭おかしい認定しているんだ。意味わかんねえよ。


(ていうかこの状況、キーランはどう思ってるんだ?)


 キーランの頭はおかしいが、しかしそれは俺関連に限定されると言ってもいい。ならばこの状況に対して少しくらいは疑問を抱いてるんじゃないか? と思った俺は視線だけ向けて、キーランのの心の内を覗く。


『……ジル様の偉大さに、民衆達は触れ難いものを感じているようだな。多少は見込みがあるか』


 どう考えても違うだろ。


『魔術大国。多少は、信仰心を有しているら───』


 俺はキーランを視線から外した。


(……む)


 そしてキーランから視線を外した事で、何時の間にかステラがいないことに気が付いた。どこに行ったんだと視線を動かして探せば、屋台に吸い込まれるように駆けていくワンピースを着た人面魚の姿が視界に映る。


「い、いらっしゃい」

「おじさん。地獄トマト飴ちょうだい」

「わ、分かった! 分かったから顔を近づけないでくれ! なんか変な呪いがうつりそうだ!」


 顔を青褪めさせ、ワンピースを着た人面魚の対応をする屋台のおじさん。変な呪いがうつりそうという意見には激しく同意するが、お前が売ってる地獄トマト飴とかいう名称の飴も大概じゃないか?


「はいジル少年とキーランくん。これはここ以外では売ってるの見た事ないから記念に食べてみなよ」


 ここ以外でも売ってたら驚愕だわ。


「さてと、取り敢えずブラブラ歩きながら魔道具でも見て回る? この国にしかない魔道具ってめちゃくちゃあるし、キミ達も飽きないんじゃないかな」


 ステラの提案に対してどうするか数瞬考え──頷く。


 インフレに付いて来れる魔道具なんて無いだろうが、セオドア辺りに渡したら奇跡的に魔改造されて強化フラグみたいなものが立ったりするかもしれない。それにまあ、せっかくの提案を断るのも悪いだろう。今後を考えると、ある程度の好感度は稼いでおくべきだろうしな。


 そんな訳で、俺達の予定は決定された。彼女の案内の元、魔道具を見て回るとしよう。


 ◆◆◆


 ベンチの上に座って、俺は天を仰ぐ。


 ──疲れた。


 あの女の体力は無限か? 何故ああも様々な店を見て回れるんだ。お前この国出身の人間だろ。この国の店なんて珍しくもなんともないはずだろうが。


「ジル様。お飲物を買ってまいります。如何なさいますか?」

「……冷たければなんでも良い」

「はっ!」


 頭を下げて飲み物を購入しに行ったキーランの背を見送って、俺はステラの観察結果を脳内でまとめる作業に移る。


 まあ、当たり前だが観光で有益なデータは得られなかった。精々魔術が絡まなければ普通の女子っぽい性格をしているな、程度。いや、普通の女子っぽいというデータは意外と有益か……?


「あの……」


 そんな風に思考を巡らせていると、俺に声をかけてくる少女の声が聞こえた。上に向けていた顔を前に戻し、俺は声をかけてきた人物を確認する。


 そこにいたのは一言でいうと、地味な少女だった。外見年齢は中学一年生か二年生くらい。容姿は整っているが、しかしそれだけ。現段階において特筆するべきだと思うような点は感じられず、特に突出した才能も無い。そんな平凡な少女。


 俺の見立てだと、死に物狂いで修練を積めば寿命で死ぬ直前くらいに超級魔術を一度使える才能があるかどうかくらいか。勿論力を秘匿している可能性はあるが、そこまで警戒に値する存在ではないだろう。


(原作にいなくてそこまで強くない人間だし、モブだとは思うが……)


 グレイシーという例外が存在した為、原作にいない人物相手にはどうしても警戒心が募ってしまう。まあ、当然ながら警戒のしすぎも良くないのだが。それこそチート持ちオリ主くんなんて考慮しだしたらもうどうしようもないのだし。


 それにしても、何の用だ?


 今の俺はごく普通の少年に擬態している。わざわざ声をかけてくる理由なんて無さそうだが。


「すいません。あまり見慣れない男の子が、不審者二人組に連れ回されていると聞いて……」


 声をかける理由しかなかった。

 言われてみたら犯罪チックな状況だった。

 普通に目立つし、被害者っぽい人間が一人でいたら普通に声かけてしまうわ。


「……私ではない」

「えっ? で、でも聞き及んだ男の子の方の特徴はあなたにそっくりというか」

「私ではないと言っている」

「あ、あなたの顔この辺じゃ見たことないし」

「フン、不審者なんぞ知らん。故に、私ではない」


 面倒な事になりそうな予感を察知した俺はなんとか少女を回れ右させようと知らぬ存ぜぬを貫くが、しかし少女は中々折れない。


「……そも、実際に喋った訳でも見た訳でもない人間を不審者などと決めつけて……貴様はそのような事を言われた側の気持ちというものを考えんのか?」

「ご、ごめんなさい」

「その人間が不審者などという証拠はあるのか?」

「じ、人面魚のマスクを被っているのは不審者な気が……」

「人面魚のマスク被っていたら不審者だと? その辺にいくらでもいるであろう?」

「うっ。確かに言われてみるとそんな気が……人面魚のマスクを被ってる人くらいその辺にも……」


 いやそんなのどう考えてもその辺にはいねえだろそこは自信持てよ。まあ良い。とっとと少女にはご退場願うとしよう。揺れる少女に畳み掛けるように、俺は口を開く。


「疾く去るが良い。今であれば私に声をかけた無礼。見逃してやらんでも──」

「いやあ待たせたねジル少年」


 開いて少しして、背後から聞き慣れた声が聞こえた。若干くぐもって変化してこそいるがその声は間違いなく不審者ステラのそれであり、である以上俺の知らぬ存ぜぬ対応が無意味になってしまった。タイミング悪いな、と俺は内心で舌を打って後ろへと振り返り、


「いやあ記念にと思って生の魔蛇を購入してね。こいつが暴れ馬だから購入後に包丁で滅多刺しにして殺しちゃったところ返金してもらったりしたけど……不思議な事もあるもんだね」


 ──頭から返り血を浴びた人語を話す人面魚の怪物を見て、思わず絶句する。


「────」

「ひっ」


 右手には血の滴る包丁を持ち、左手で巨大な蛇を引きずりながらこちらへと歩み寄ってくる怪物。


 その怪奇的な姿は正しく人の精神を汚染するに足る領域に達しており、禍々しさは魔王教団によって変容させられていた魔獣にすら匹敵するものを感じさせる。


 間違いなく、人類の敵である。


「あれ? どうしたのジル少年……女の子の声したけど。ははーんさてはナンパか……な……」


 その怪物は俺の背後にいる少女を確認するなり、若干硬直する。


 そして。


「……成る程少年。ボクはお邪魔なようだから帰るとするよ。またいつか遊ぼう」


 次の瞬間、怪物は目の前から消えていた。


「えっ、き、消えた? お化け?」


 普通に超高速で走り去って行っただけだが、まあ別に訂正するほどの事でもないので放置しよう。


『ジル少年。ボクは先に師匠の屋敷に行ってる。屋敷までの地図はキミの脳内に送るから、それを見てくれたまえ。くれぐれも、レジストはやめてね?』


 と、ステラから念話が送られてきた。


 ここから距離はそう遠くないので、迷うことはなさそうだ。とっととこのよく分からない少女と別れて、ステラと合流しよう。


「……ふん。私は急用を思い出した。ではな小娘」

「え、あ、うん」


 あっさり頷いたな。なんだったんだ本当。いやなんだったのかと言えば、ステラもなんだったんだろうか。突然走り去って行くなんて、何か異常事態でもあったのか?


 そんな疑問を抱きながら、俺は『氷の魔女』の屋敷とやらに向かう為キーランを探しに行くのであった。


 ◆◆◆


 氷の魔女の住む屋敷とやらは、まさしく魔女の棲家と呼ぶに相応しい立地にあった。


 首都から離れた位置に存在する森。その森の深くに、氷の魔女の屋敷は存在していた。森が深いせいで日光は届かず、辺りは薄暗い。屋敷もそれなりに年季があるせいで、ただでさえ暗いのに余計に陰鬱とした雰囲気が漂っている。仮にホラーゲームの舞台と言われても、俺は疑わないだろう。


 ていうか、実際にここホラーゲームの舞台だったりしないだろうか。中になんかホラーゲーム特有の完全無敵の逃げるしかない系のエネミーがいたりしないだろうか。ホラーゲームの無敵エネミーに、バトルファンタジーの攻撃は通用するのだろうか。


 なんてそんなアホすぎる思考に至る程度には、目の前の屋敷は不気味だった。


(ジルの国にしろ教会しろ、明るい場所だったから……なんか勇気というか覚悟がいるな)


 グレイシーと対峙した時とはまた異なる緊張感に内心で思わず喉を鳴らしてしまうが、まあビビっていても始まらない。ビビるのは邪神や神々と相対する時くらいにしたいものである。何より、ジルのキャラ像を考えると「なんか不気味だから入りたくない」なんて選択肢はあり得ない。


 故に、俺は意を決して門を越えて扉を開く事にした。


「───キーラン。貴様に私の代わりにその扉を開く権利を与える」

「御意に。神たるジル様より賜わりし大任、このキーランが務めさせていただきます」


 開こうとして、俺は考えた。


 こういう扉を開くだとかの雑用は配下の人間が行なうべきものであり、上に立つ人間がするような行為ではないのではないかと。


 考えてみてほしい。大体お偉いさんには秘書だとか執事だとかメイドさんだとかそういう存在が付き従っていて、扉を開けるとかそういったものは全てそういう人達がやっている。


 ならば俺がキーランに扉を開かせるのは当然の帰結であり、それによってジルというキャラ像が崩れるなんてことはあり得ないのだ。むしろその逆。ジルという男は扉を配下に開かせるんだからお偉いさんに違いない、という印象を見る者達に与える。


 だからこれは俺が扉を開くのが怖いからとかそういう情けない理由ではないのだ。これは当然のことなのだ。俺の命令は何もおかしくない。俺は怖がってなんかいない。


「では、失礼致します」


 丁寧な所作で頭を下げてから、俺の前に躍り出るキーラン。彼が扉の前に立ったのを見た俺は、五歩ほど後ろに下がった。これは後ろの方に立っている方が大物感が出るだろうという思考の元の行動であり、そこに他意は一切存在しない。


 キーランが扉の取っ手に手をかける。


 角度的に今の位置は微妙かな、と高速で演算を終えた俺が更に一歩下がる。


 キーランが扉を開き始める。


 そして──


「古びた絵画から飛び出してきた女のモノマネ! 二人とも喰っちゃうぞ! 死ねえ!」


 突如現れたホラゲ特有のエネミーを見て、俺は後ろに下がっていて良かったなと心の底から思っ──


「死ね、か。そしてその格好……小娘。はかったな?」


 ──殺気を立ち上らせたキーランが、手刀をステラに向けて放たんとする。


 マズイ。ジルに対する敵対行為と認識したキーランであれば、間違いなくステラを殺す。あの距離ではステラ自身では反応出来ても間に合わない。ならば俺が──……いや、その必要はなさそうだな。


「貴様小娘……。いや、違うな」

「おおー」


 キーランが抜き放った手刀。


 常人では目視することすら不可能な速度で振るわれたそれは、しかしステラに突き刺さる直前で静止した。


「何者だ?」

 

 よく見れば、キーランの腕は完全に凍結していた。


 いや正確には、床から生えてきた透明な氷壁のようなものが、彼の腕を半ばから完全に固定している。


 氷壁から腕を引き抜こうとするキーランだが、しかし氷壁は微動だにしない。

 

 そして──

 

「……ここではあまり、騒がないでほしい」


 そしていつの間にか、キーランのすぐ隣に一人の少女が立っていた。その声を受けたキーランはゆっくりと顔を少女の方へと向け、目を細める。次いで彼は身を刺すような殺気を少女へと放ったが、しかし少女は一切動じない。


「……不肖の弟子が迷惑をかけたことは謝罪する」

 

 雪のように白い髪と、透明感のある肌。


「……でも、流血沙汰はやめてほしい」


 感情を一切見せない鉄壁の無表情に、消え入りそうな程に小さな声。


「……お願いする」


 そして中学生のように低い身長……それは間違いなく、世界最強の魔術師『氷の魔女』その人の特徴であった。

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