第6話 ごきげんよう


「噂通りの子ね。歓迎するわ。たべ子さん。わたしはにくづきはる。よろしくね」


 陽先輩が手を出してきたので握り返す。


多部たべ空子そらこです。よろしくです」


 音々ねおんさんが陽先輩の横に並んで、同じように手を出した。


十河そごう音々だ。よろしく頼むよ」


「知ってる」


 音々さんは手を出したまま固まっていた。


「握手してくれても、いいんだよ?」


「あ、遠慮します」




(※この作品はフィクションです。挨拶はきちんとしましょう)


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