第三話 惚れ薬
7月30日23時17分
「今日の俺何やってんだよ、2人乗りって、普通に考えてキモイだろ、あ〜嫌われたかも〜、あ〜も〜やだ、明日も来てるれるかな〜、も〜、俺は馬鹿かよ、いや馬鹿だな(確信)、とにかく明日は気をつけよう、明日があればだけど」
その後10分経った頃に眠った。
7月31日7時30分
「飯食うか」
朝もちろん親は仕事をしている為居ないから自分で飯を作る。
冷蔵庫を見て作れそうなのを、
「何もねーじゃねぇか、じゃあねぇコンビニ弁当だな」
家から1番近いコンビニに行き、暑かったので冷やし中華を買い帰宅する。
「いただきます」
数分後食べ終わり勉強を始める。
一方その頃
アリーチェが例のペンギンがトレードマークの激安店へ
「面白そうな物はあるかな」
視界にとあるものが目に入った。
「惚れ薬か面白そうだし買ってみるか、優輝に飲ませてみるのも良いかもな」
今日自販機にジュース買いに行ってそれに混ぜるか。
他に良い物は、特に無いかな。
結局良い物は見つからず惚れ薬だけ買って帰った。
11時間後
「やっと来たか」
「ごめんちょっと遅れた」
「別に構わんよ、それで今日はなんの教科をするんだ?」
「今日は国語」
「そういえば受験なら面接があるけど自分の長所とか中学生時代に何を頑張ったかとか直ぐに言えるのか?」
「長所は文字を読むのが早い事かな?、短所は人見知りとか?」
「努力したのは?」
「特に無いかな」
「嘘でも良いから考えておけ、自分に出来る範囲内ならそれを頑張れば嘘は突き通せる」
「分かった」
「そういえば、自分の行動が最初から決められてるなんて話があるが優輝はどう思う?」
数十秒の思考の後
「どうでも良い、最初から決められてるとしたら俺の意思すら最初から決まる、なら考えたところで意思が最初から決まってるなら結局俺が選んだ事と変わらないだろう、きっと世界に始まりがあるのなら、細かな世界の作られ方で未来あるいは物理法則すらも変わって別の世界、異世界の様な世界な出来るだろう、もし未来を変えるならその異世界から人を呼ぶと変わるかもな」
「なかなか面白い意見だ、私もどうでも良いというのは同意だ、未来を変える方法すらも予想するのか、私は行動の一つ一つが合わさってこの世界線になったと考えている、喉が乾いたな、自販機でジュース買ってくるよ、何が欲しい?自販機に無かったら適当なの買ってくるが。
「カル○スソーダをお願い」
「分かった」
どうやって惚れ薬を入れようか、ペットボトルだと空いてるのは不自然か、なら缶ジュースにするとして。
カル○スソーダは自販機に無かった。
炭酸だと惚れ薬を入れて持ってく時間は無い、ならば普通のジュースにしよう、蓋を空いてるのをどう誤魔化すか、私の方を開けてごまかせるか。
「すまん、カル○スソーダが無かった」
缶の開く音がした。
「別に良いよあとありがとう」
アリーチェさんに渡されたカル○スを飲もうとした時気づいた、カル○スの缶ってなんか珍しいよな、そんなしょうもない事を思いながらカル○スを飲む。
安定して美味い、いちごミルクの並に美味い。
ちょっと体がほて照って来た気がするが気のせいだろう。
「どうした?体調が悪いのか?」
「いや大丈夫」
初めてあった時から可愛いとは思っていたが今日は一段と可愛いと思う。
「優輝お前顔が赤いぞ、本当に大丈夫か?」
やばい僕の事を心配してくれてる嬉しい、抱きしめたい。
「おーい大丈夫かー?」
「大丈夫、だと思う」
感情の制御が出来る気がしない。
「抱きついていい?」
「どうした急に?」
好きという気持ちが抑えきれない。
「抱きつきたいから」
「まぁ良いよ」
アリーチェさんを抱きしめる、絶対に離したくない、そう思うと抱きしめる力も強くなる。
「優輝ちょっとまて、痛い、ちょっと痛いからやめてくれ」
力を入れすぎた事に気づき、抱きしめていた手をアリーチェさんから離す。
「どうしたんだ?本当に大丈夫か?」
「好きです」と声が漏れる。
幸か不幸か声は小さかったのでアリーチェさんには聞こえなかったらしい。
「体調悪いなら膝枕位ならやってやるぞ」
「ありがとう」
そう言いアリーチェの太ももに頭を乗せる、疲れていたのか直ぐに寝てしまった。
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