このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(92文字)
桃太郎伝説の鬼王……製鉄技術(たたら製鉄)で岡山を豊かにした温羅でもそうだが敗北者は「鬼」とか「魔王」の類にされる。そんな嘘の物語から真実の物語を探り出す現代と神話の時代を行き来する現代ファンタジー作品!この場合は羅刹王ラーヴァナは本当に魔王なのか、シータ姫は本当にさらわれたのか。そんな疑問から生まれた作品である。ただ多少インド神話の知識がないとこの作品は読めないか?逆にガチインド神話勢にはたまらないか?なので「解説」コーナーを作ることを期待したい。