第4話

??「どうも、初めまして」


??「あ、ああ、こんにちは」


??「どうもどうも」


私(小林勤務)「えっと……誰ですか?」


??一堂「えっ? 作者も分からないの? 俺だよ、俺」


私「? さあ……」


??一堂「俺たちは、『ポエムなんていらない』の俺と、『魔女のラーメンいかがですか』の俺と、『やっぱりあなたを踏んじゃうのっ』の俺だよ」


私「……全然、わからない」


??一堂「はあ(深いため息)。勤務さんが名前付けてくれないから、仕方ないじゃない」


私「まあ、そうかも……。じゃあ、あだ名をつけようか。えっと……」


①ポエムくん

②パシリくん

③ラップくん


ポパラ「まあ、ないよりましか」


私「……しかし、男のキャラは地味だね……。なんか、盛り上がりにかけるというか」


パ「そんなことないよ。ラップさんが、徳梅さんにディスをかませば、相当盛り上がるよ」


ポ「でも、徳梅さんをディスれる要素ってある? かなりの美人だし」


ラ「うーん。やろうと思えばできるけど。例えば、彼女のぺちゃ――」


徳梅「なんか用ですか?」


ポパラ「うわっ!」


徳「さっきから、ディスがどうとか。まさか、私にラップかまそうとしてるんじゃないわよね」


ラ「い、いや……」


徳「いや?」


ラ「う、うう」


私「と、徳梅さん。まずいですよ。ラップさんは興奮すると、フリースタイルをかましてしまう奇病に冒されてるんです!」


徳「は? なにそれ」


ラ「yo(足でリズムを取り始める)――」


私「ま、まずい!」


ラ「yo,耳かっぽじってよく聞きやがれ。

 徳梅聖流とくばい せいる、毎回ご苦労、

 ヒロイン特権、ここでは忖度されはしない、

 完璧そうだが、隠れた天然?

 お前の胸も残念仕様、観念するのはまだまだ先だ、

 ディスのセールだ、ヒスは起こすな――」


徳「はあ!? あんた舐めてるの!(即ビンタ)」


ラ「痛っ! 客もお前も舐めちゃねー、セイルは俺のけつの穴を舐め――」


徳「――るわけないでしょ(追加ビンタ)」


ラ「ひっ! ボディタッチは禁止なので……」


徳「私は、あんたの彼女でもないから、ボディタッチは禁止されてないわよ。わかった?(ゴゴゴ)」


ラ「は、はひ」


徳「よろしい(ゴゴゴ)。やっぱり、男のキャラはだめね。ろくな奴がいないわ。てゆうか、もっと真面目な男のキャラ描きなさいよ」


私「で、ですよね」


徳「その他カテゴリーはヒロインだけで回しましょう。タイトルからしてそうだし。あなたの激励から随分脱線してるけど」


私「まあ、確かに……。それでしたら、徳梅さんから私に激励の言葉を頂けると嬉しいんだけど……」


徳「うーん、そうね……。まあ……、あなたには私や棚森くんをしっかり描いて欲しいな。私たちの想いが込められてるからさ」


私「責任重大ですね……。頑張って最後まで推敲します!」


徳「ほんとに?」


私「実は、エンドの恋は私も感情移入しながら描いてます。もう、徳梅さんと棚森くんの結末が他人事とは思えなく……」


徳「そっか……。じゃあ、これだけは言わせて」


私「なんですか?」


徳「あのね、物語の登場人物って作者が思ってる以上に生きてるからね。あなたの設定から飛び出して動いてるでしょ? だから――皆、ハッピーエンドを目指すのよ。作者も私たちも」


私「そうですね」


徳「そうそう、勉強になったでしょ」


私「はい、勉強になりました」


徳「よろしい。じゃあ、その他カテゴリーも完結にする?」


私「いえ、まだ文字数制限まで二千字ありますので、次の回で終えようかなと。まだ登場していないヒロインもいますし」


徳「……誰かしら? ぐずぐずしてもしょうがないから早く出てきなさいよ」


花坂咲(いきなりすぎっ!のヒロイン)「いきなりすぎっ」


私「きたー! 咲ちゃん登場(^^)v」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る