ホンダ・ゼストスパーク
自損事故を起こしてしまった際に、次の車が来るまで代車として借りていました。車検整備を待つ間、大体1ヶ月ほど。細かくは覚えていないですが、普段のペースからして1000kmくらい乗ったと思います。
ではでは、まずはスペックをば。借りたのはGターボというグレードでした。
パワートレイン:660cc、直3ターボ
馬力・トルク:64ps(47kW)/6000rpm、9.5kg・m(93N・m)/4000rpm
駆動方式:FF
トランスミッション:4AT
サイズ・重量:3395×1475×1645mm、920kg
最小回転半径:4.7m
燃費:17.4km/L(JC08モード)、19.6km/L(10・15モード)
使っていて特に大きな不満は無く、よくまとまったクルマだと思いました。荷室も意外と広く、インパネ周りも小物入れが充実していて使いやすかったです。室内も広く、特にリアシートはヴィッツやアクア、スイフト等よりも膝元も頭上もスペースがあったように感じます。シートは少し薄く硬いような感じはしましたが、ホールド感は悪くなく座り心地は結構良い感じでした。
運転していての一番の感想は、「軽なのにキビキビ走るなぁ」ということでした。実は、Nバンのノンターボ車に乗っていて運転フィールに不満があったため軽自動車は敬遠している節があったのですが、このゼストスパークというクルマはそれを見事に払拭してくれました。エンジンも気持ち良く回るし、流石に上り坂や高速の合流では少し厳しさはあるもののそれでもこのクラスの軽と考えればよく走ってくれて、特に剛性は良くできていて横風にも煽られないしカーブが連続するところでもスイスイ走れました。ただ、一つだけ気になったことがあって、それは足の硬さ。スポーツグレードだからなのかもしれませんが、かなり硬かったです。もしかするとこれのお陰で高速や峠道での姿勢変化が(重心が高い割には)少なく走れたのかもしれませんが、硬すぎて段差やマンホールなどで跳ねる感覚があるというか、路面からの突き上げがそのまま車内に入ってきてしまっているような気がしました。そもそも走りに振ったクルマではないと思うのでそこを求めて乗る人は少ないと思いますので、弱点という程でも無いのかなとも思います。
デザインは人それぞれ好みがあると思うのですが、個人的には内外装とも直線的でスタイリッシュだと感じました。外装色がシルバーだったことも相まって、ロボット感があって個人的には好みの部類です。あと、メーターが青を基調としたデザインで格好良くて好きでした。
燃費は頑張っても17km/L程度、街乗りでは14~16km/Lといった感じで、同条件で乗ったヴィッツよりも1~3km/Lほど悪かったです。加速時や上り坂で、(パワーが無い分だけ)高回転まで回さないといけないシーンが多かったため、実用燃費が良くなかったのかもしれません。そして、これまたヴィッツと比べてになるのですが(普段はヴィッツに乗っているので比較対象が自然とヴィッツになってしまうんです、すみません!)、燃料タンクが小さくて燃費も悪いため、給油回数が増えてしまうのが個人的にはマイナスポイントでした(地域柄、ガソリンスタンドに行くにも15kmくらいは走らないといけない)。軽だからタンク容量が小さくなるのはしょうがないのかもしれませんが、もう少し給油できるとありがたいなと思いました。
総じて言うと、「普段の足として使うなら文句無しの軽四」といったところでしょうか。見た目よりも中は広くて便利だし、街乗りなら不満のない走りと乗り心地。さすがに一クラス上のコンパクトカーと比べると厳しいものがありますが、軽で維持費も安く扱いやすいという点は評価すべきポイント。このクラスの他のクルマ(ワゴンRとかムーヴとか)には乗ったことが無いので比べられないのですが、個人的には「アリだな」と思わせてくれるクルマでした。ただ、ターボでこの感じだと、ノンターボ車は結構重さが気になりそうだな……と思います。ターボ車であれば、日常生活のパートナーとして選ぶのはアリかなぁ、と思います。
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