複数人の視点を通して描かれる、それぞれの信念と葛藤。そして、人間とは相容れない存在との戦闘を通して明らかになる本当の自分。敵との戦闘や人間同士の衝突の刺激を昇華して、真の自分を見出して成長するのか、それとも暴かれた真の自分に飲み込まれて堕ちていくのか……。全ては、主人公たちに委ねられる。端的で重厚な表現の上に成り立つ戦闘と、緻密に練られた心理描写、そして、個性的な登場人物たち。さらに、場面ごとに変化していく心情と数々の伏線。読者を飽きさせることがありません。
面白いッ!キャラクターの心理描写がしっかりしています。冗長な文章を使っていないし、めんどくさい表現方法を使っているわけじゃないので、一気に読み進めることが出来ます。おすすめッ!