甦るひととき
オダ 暁
甦るひととき
過ぎた様々な出来事が
静かに心に甦る
忘れかけてた記憶のかけら
それとも
忘れたふりをしていただけなのか
なつかしい人たちが
夢と現つの間を
あてもなくさまよっている
心の扉をひらく鍵を
私に届けてくれたのは
だれ?
何もかもが若すぎたあの夏の日
道標のない道を
私は
じぐざぐに歩いていた
若さ それが
硝子のようにもろく
傷つきやすいってこと
ちっとも
知りはしなかった
今も おわらない
ぎらぎらと
燃えくすぶっている
私の時たち
甦るひととき オダ 暁 @odaakatuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます