第4話 3日目から30日まで

 転移3日目


 何かこの集落、村での、仕事をしないと申し訳ないと思い、できる範囲で仕事をし始めた。貨幣経済は、ギリギリ残っているのか、よくわからない状態で、昔の通貨を使っているだけだった。お金を稼ぐのは、魔物が貯め込んだのを奪うほうが、はやいらしい。ただ魔物には、レベル1では、まず勝てない。逃げるしか生き残る方法はない。


 昼間の暑いときは、あまり魔物は活動せずに、昼寝しているので、その時間帯に、薬草を採取して、住むことになった村に貢献していた。


 護身用の短剣を借りてはいたが、自分のステータスでは、とても戦えないので、魔物に見つかる前に、逃げていた。魔物の走るのは意外と遅いのか、速くないのが多かった。小心者なので、きちんと言われたことは守ってる。逃げちゃダメだなんて、そんなの言ってられない。生きろって、言うほうが、大事なことだ。ちょいちょい昔のアニメのフレーズ、使ってるけど、気にすんな。


 そんな生活してたら、あっという間に30日ほど過ぎていた。魔物との戦闘なんてイベントは、さすがに、ないので、レベルは上がらなかった。相変わらず、レベル1めっちゃ弱いままだ。


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