第5話 なぜか幸運な出来事が続く

 自分のステータスの運の数値が、とてもよいということは、なんとなくわかってきた。


 薬草の採取をしていたときに、とてもレアな魔導書が落ちていた。ただ単に落ちていた訳ではなかった。アホな魔物の軍団の幹部が、落としてしまっていたらしいのを、自分が先に見つけてしまい、使ってしまった。鑑定のスキルの魔導書だった。


 異世界ファンタジーの世界で、1番役に立つスキルだ。


 これだけだと、そこまで、自分が運がいいとは思わなかった。能力偽装できる魔道具の装飾品を、みつけるというか、偶然手に入れることができていた。


 魔物の軍団が、必死に犯人を探していて、水晶に手をかざして、犯人を見つけようとしていた。自分の番になったとき、能力偽装のアイテムが、効果を発揮して、鑑定スキルがバレることはなかった。


 村の人たちとも、それなりに馴染んできていた。

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