第18話 一本橋
一本橋の夢を見た。
自分の住んでいた地域は中州にあり、市街に出るにはバスに乗らなければいけないが、何度か歩いて駅前を通り市街に出会た事があった。
大きな川を一本橋が渡っていて、そこを通るのだが、電灯はほの暗く向こう岸まで行くのに約10分。
何故、あんな事をしたのだろう。
歩いている内にアドレナリンが上がり、どんどん歩いて行った。
そして、繁華街の古本屋に行き、古本を買って、家に帰った。
夢の中では一本橋の向こうは見知らぬ沼のあるような森だった。
そこを抜けると、駅の裏でバスに乗って、山の旅館へ行った。
山の旅館を出て帰ると又、バスに乗り、旅館へ行って、又バスに乗って。
その繰り返しを目覚めるまで、していたが、夢だと気づくまで時間がかかった。
気づくのが嫌だったのだ。
目覚めるのが嫌だったが、夢だと判ると景色が消えた。
目の前に朝の光景があった。
心が虚ろだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます