第16話 本棚
迷路のような本棚が並ぶ所に迷い込んだ。
大きな本屋で昔住んでいた本屋の本店の夢だ。
中央階段があり、二階が児童書、参考書、専門書、一角が漫画本を並べていた。
そこから、何処かの建物の狭い路地を抜けるとスチール製の本棚に本が並び、何処まで行っても抜けられない本棚のスペースに迷い込んだが、迷路を散策するのは楽しかった。
何処まで行っても本が並び、並べられない本は横積みに積み上げられている。
そこで買い損ねた本を見つけた。
レジのある一階のフロアに行き、清算を済ませて、店を出ようとしたら、又、スチール製の本棚の迷路にいた。
帰るつもりはないのか。そうなんだろうな。
本棚の迷路を迷っている内に、目が覚めた。
何を買ったかを忘れている。
また、あの迷路に行けるだろうか。
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