第14話 公設市場

 前回にも書いたが、公設市場の中にある文化住宅に19年ほど住んでいた。


 公設市場が近いものだから、買い物は殆ど、そこで済ましていた。


 夢に出てくる公設市場は賑やかだった頃の夢で何処まで行っても路地裏には出るが、家には帰れない。


 大昔に閉店した八百屋、肉屋、魚屋、総菜屋が出てくる。


 迷路のような場所だった。


 今は廃業した店が多くて、閑散としている。

 

 あの時に帰りたいのかな。

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