第25話
グロ注意。
グロが苦手の人は読まないことを推奨する。
僕グロ平気だからなんともないから大丈夫な気がするけど、他の人もそうとは限らないし。一応。そこまでのグロにならないように気をつけたつもりではある。生きたメキシコとかを考えるとこんなのお遊戯レベルではある。
読まなくても次回の話で今回のお話のあらすじを書いてわかるようにはする。
グロがガチ無理な人以外は下にスクロールしてね。
ちなみに一番書いてて楽しかったし、真面目に考えたから読んでほしい。
私にはパパが二人いた。
私のパパと。大好きなお兄ちゃんのパパ、その二人が。
私のママと実のパパはせいりゃくけっこん?って言うものらしかったけど、ふたりとも仲が良かった。ママとお兄ちゃんのパパはママがお兄ちゃんのパパのお世話して。私のパパとお兄ちゃんのパパはしょうぎとかして楽しく話してて。
私と、お兄ちゃんと、ママと、パパ二人。
私たちの家族は平和で、みんな仲が良くて、幸せだった。
なのに──────
くちゃくちゃくちゃくちゃ
私の耳を肉を食らう音が犯していく。
ブチッ、ゴリッ、ぐちゅぐちゅ
食べられている。
たべられている。
タベラレテイル。
笑顔が。私を見つめる優しい笑顔が。オニイチャンのパパが。
見つめている。
ワラッテイル。
真っ赤。
赤。赤。赤。
笑顔を浮かべているオニイチャンのパパの下は真っ赤だった。
真っ赤な皮膚が、真っ赤な肉が、真っ赤な臓器が
よく見えた。私の瞳に。
バキッ
真っ赤な手がオニイチャンのパパの頭を掴み、破る。
オニイチャンのパパの綺麗な白髪が舞い、白い骨の欠片が踊る。
オニイチャンのパパの笑顔が真っ赤に染まっていく。
小さな黒い影はオニイチャンのパパの頭を掴み、自分の口元に持ってくる。
ジュルジュル
吸う。吸われていく
オニイチャンのパパの脳みそが。
その真っ赤な手はとうとうオニイチャンのパパの顔まで来る。来てしまう。
「あぁ」
大好きなパパの笑顔が。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!」
潰される。
大好きなパパの笑顔は飛び散る。
ピュル
「あ……あ……」
転がってくる。私の足元に。
大好きなパパの瞳が。
その瞳は私のことを見ていた。
「ひぃあ……」
私はゆっくりとその瞳に手を伸ばす。震える手を。
瞳は見えなくなる。
私よりも小さな手に塞がれて。
真っ赤。その手は真っ赤に染まっていた。
震える。
ゆっくりと顔を上げる。
オニイチャン おにいちゃん お兄ちゃん
口元を真っ赤に染めたお兄ちゃんが笑顔を浮かべてそこにいた。
「ん……?」
お兄ちゃんはその真っ赤に染まった顔をかしげ、口元に運ぶ。
お兄ちゃんのパパの瞳を。
「あ……あ……あ……」
私は震えてまともなことを話せない。話すことが出来ない。
お兄ちゃんはそんな私を無視して戻っていく。
無惨に食い散らかされたパパの死体の元に。
「これが」
私の肩を強く掴み、告げる。
血の涙を流すママが。
「これが夜桜家よ」
「私達の一族は……あの人の一族は喰われる。子供が父を食らう運命にある。『とあるもの』を体内に有する母体は、私達の兄は『とあるもの』を受け継ぐためにある。親を喰らい、子供に喰われる。その運命はどうあっても避けることは出来ない」
「……な、んで?」
「全ては───────────────を封印するために」
私はこの日誓ったのだ。
若くして死ぬことが運命によって定められたお兄様が何の苦労もすることなく楽しんで暮らせるようにすべての面倒を見る、と。
お兄様が死ぬそのときまで。
私はお兄様を愛している。私はお兄様のために生きている。
私はお兄様のために生まれている。
小話
夜桜ファミリーの性生活は順調。
風和も、風和のお父さんも男も女も行ける。よゆーで抱ける。
実は小夜のパパンは風和のパパンに惚れて、ママンと結婚している。小夜のパパンは風和のパパンと結婚しているというのが実は正しかったりする。
3Pしたり、男女の行為したり、男同士で行為したり。
バリエーションは豊富。プレイも多岐にわたる。
一般家庭を遥かに超える濃度の性生活を楽しんでおられるよ。
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