第9話
「はえー、ここがパリか」
僕はなんか突然ストーカーさんにもし暇なのであればパリに来てほしいと言われたので、来てみることにした。
なんかみんなでパリでパーティーするらしくて、それに誘ってくれたのだ。ストーカーさんが。
パリの案内までしてくれるらしい。
一回パリに行ってみたかったので、僕は快くオッケーしたのだ。
初めてパリの街は僕にとってとても新鮮なものだった。
海外に来たのも初めてだし。
日本じゃ見ることのない白人、黒人などの様々な人種も見られる。建造物だって日本とはぜんぜん違う。
おぉ!すごいすごい。
聞こえてくる言葉も日本語じゃない。多分フランス語だろう。外国語は英語しか出来ないからこれまた新鮮。
……。
…………。
ん。大体覚えたかな。フランス語。フランスって普通に英語も使っているんだね。
「ふんふんふーん」
僕は鼻歌を歌いながらパリ市内を歩く。
赤き月のせいか、パリ市内の町並みはボロボロであり、僕にとってパリの象徴的なイメージが強いエッフェル塔は途中でボッキリと折れており、辺りにエッフェル塔の瓦礫が散らばっており、近づくことが出来ない。
ボロボロになっていない綺麗な状態のパリも見てみたかったが、パリの市民が未来への希望を瞳に宿しせっせと働いている姿が見えるパリもまた素晴らしい。
良き良き。
僕は適当にパリ市内を歩き回る。
そして、思う。
ストーカーさんどこ?
ストーカーさんに言われたことはパリに来て、その一言のみ。
パリのどこに何時に来てとは言われていないのだ。
……僕は何処に行けばいいのだ?
途方に暮れる。
「ふぅーむ」
僕は悩む。そして、
きゅるきゅる。
お腹が鳴る。
「なるほどね」
僕はゆっくりと頷く。
なるほど。なるほど。
「お腹が空いた!」
まずは腹ごしらえだ。腹が減っては戦は出来ぬというしね!
僕は意気揚々とご飯を食べれるところを探した。
■■■■■
「ごちそうさまでした」
僕はお店の雰囲気を壊さないように小さな声で口にし、席を立つ。
僕が来ているのはそこそこ有名らしい美味しいフランス料理屋さん。とても美味しかった。カエルさんなんて初めて食べたよ。
お金はなんかストーカーさんから貰ったお金で支払いを済ませ、お店を出る。
さて、と。
この後はどうしたものか。
ストーカさんは一体どこに……?
……よし!人通りの少ないところに行こう!
ストーカーさんだから人の多いところで話しかけるに抵抗があるに違いない。うん。きっとそうだ。
僕は人通りの少ないところに向かった。
主人公の風和くんの絵書いてもらった!!!
僕のTwitterのアイコンになっているので、よかったら見てください!
リンクの貼り方とかはわかんない!!!
そして、ちょっと早いけど。
あけおめ。ことよろ。
新年も今作をよろしくおねがいします!
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