第6章 2.膨大な補修費用
さて、私の自宅では次から次へと家電が壊れていく。
これは、ここ1年の間に感じている「電波」と「音」と強い関係があるのではないかと思う。
もっとも身近な家電である「エアコン」であるが、買ったばかりでもう室外機の調子がすこぶる悪くなっている。
最初は、室外機にホコリがたまっているのかと思った。
修理を依頼した業者は、ゴム入りの土台を提供してくれたが、一向に改善を見せない。
私は、冬にはエアコンを使用しないが、真夏に使用していた。
冷房時には、冷媒がコンプレッサーを介して、期待から液体へと変化する。
この段階で、圧力をかけることで騒音が発生する。
なぜ、圧力がかかったのかを考えた。
電波の悪用と繋がれば、納得がいく。
無駄に圧力がコンプレッサーにかけられれば、エアコン室外機には相当なダメージが加わる。
エアコン1台が、1夏で壊れてしまい、これだけでも費用がかなりかかる。
他にもIHクッキングヒーターも電波の悪用による被害を被ったようだ。
使用してからまだ2年なのに、あっけなく動かなくなってしまった。
他にも、天井にかけられているシーリングライトが壊れた。
エアコンと同様に、電波の悪用により電圧を無理にかけられた結果だと思う。
自宅の家電だけでもこれだけの被害が生じている。
さらに会社での精密機械も損害を被っている。
会社の備品なので、直接私が支払うわけではないが、会社にとっては大損失となる。
会社のパソコンが壊れてしまったことがあり、データは保存されていたが本体が使用出来なくなった。
ノートパソコンなので、間接的な影響かもしれないが、電波による悪用によるものかもしれない。
他に、冷蔵庫がこの1年に2回も故障してしまった。
会社の仕事内容は詳しくは書けないが、冷蔵庫は無くてはならない大切な機器なのだ。
冷蔵庫の故障は非常に痛手であり、一回の修繕費用で一か月分の利益が半分になってしまう程だった。
さらに、会社のエアコンも調子が悪くなり、真夏だというのに使用出来ない過酷な日々が続いた。
一週間程辛い環境で仕事を強いられただけでなく、大型の空調機の修繕費用は馬鹿に出来るものではない。
また、会社で私の耳に、聴きなれない超音波のような音が聴こえてくるのでおかしいとは思っていた。
案の定、というべきか、天井と壁に穴が開いてしまっていて修理することになった。
見積費用は、こちらもかなりのもので一度に沢山のものを支払えないため、来月の利益から出そうということに落ち着いた。
まだ1つある。
水回りにも異変があった。
ガス瞬間湯沸かし器も冷蔵庫とほぼ同時に壊れてしまった。
もしこれも電波の悪用と関係があるとすれば、一度に沢山の大型機器が故障したのも頷ける。
水回りの工事は、壊れた機器だけを取り替えるという簡単なものではなく他の関係する水回りにも影響するため調べてもらう必要がある。
湯沸かし器が壊れてから既に2ヶ月になるが、まだ修理は完了していない。
天井には穴があいたままで、水回りの完全な補修完了も費用がかさむために来年に持ち越すということになっている。
電波の悪用による被害は、はかり知れないものがある。
人間の身体への悪影響はもちろんであるが、家電や壁、天井に至る家屋への損傷も考えていかなくてはならない。
長期間に渡る電波の悪用は、決して許されるものではないと思う。
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