第4章 2.海外での電波に関する法規制
ここ数年の間で、何かが変化してきていると実感している。
それが何であるのか、漠然としていてわからなかった。
だが、ここ数週間考えてみて、「これだ」と思うものがあった。
「電波」と「音」についての考えが以前とは違ったものになってきている。
明らかに、ここ数年で様々な規格の電波が日本中を飛び交うようになった。
目に見えないだけで、あらゆる電波に囲まれて暮らしているのだ。
家屋の中なので大丈夫だと思う人もいるかもしれない。
だが、あらゆる波は家屋の中に入り込んでくる。
それは、Wi-Fiを自宅でも使用していることから容易にわかる。
日本では数年の間にどんどんと使用する電波の周波数帯が幅広いものになっている。
今まで使用していなかった周波数帯の電波が、ぐっと身近になった。
ここで気になるのは、健康上安全に使用出来るのかどうかだ。
電磁波に対する法規制も、使用出来る電波の周波数帯に合わせてアップデートすべきではないか。
国内では通信・放送施設から出せる電波については、法的規制はある。
こういった高周波に関しては、届け出をすることで法的に使用方法が順守されると期待出来る。
けれども、超低周波の磁界については規制が無いのが気になってしまう。
アメリカではどうだろう。
アメリカという国での規制ではなく、州単位での磁界の規制が設けられている。
特に、磁場に対しては独自の規制を作った州も見られる。
米国食品医療品局(FDA)は携帯電話業界に対して電波の曝露を最低限にするように要請している。
アメリカでは、スマホと脳腫瘍のリスクに関して政府から注意喚起がなされたのだった。
以前のような微弱な電波ではなく、だんだんと発生する電磁波が強くなっていることが問題視されている。
アメリカをはじめ、海外ではスマホんぼ普及とともに電磁波と健康との関連性に関しての視点から基準を設けている。
ロシアでは、妊婦や子供、神経疾患等の患者には携帯電話の使用を禁止している。
イギリスやフランスでも妊産婦や子供には、携帯電話の使用を制限している。
他にも、イスラエル、ベルギー、ドイツでも子供の携帯電話の使用を制限している。
こういった携帯電話に使われるマイクロ波に対しては、電磁波の波形が不規則である場合にはDNAの損傷が生じる可能性があるとされている。
そのため、長時間のスマホの使用は控えるべきだと思う。
日本では、そういった指針がしっかりと確立されていないところが海外に比べて遅れているように思う。
スマホの使用や放送施設から出る電波に関してだけでも、これだけ心配されていて基準が設けられている。
電波を悪用されている場合はどうだろうか。
「ハバナ症候群」で知られた指向性エネルギー兵器やその類を使う者がでてくれば、それは脅威に他ならない。
健康上のリスクが高まるどころの話ではない。
最近、会社での精密機器の環境が異常値を示していることや、様々な音が聴こえてくる。
個々人を狙った電波を悪用した攻撃が行われているのかもしれない。
広域の人々を狙っているとしたら、それは地域住民を弱体化させようと目論んでいるのではないか。
理由はわからないが、数年間で徐々に変化してきていると感じていた。
それは「電波環境」であるとしっかり思った。
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