第4章 1.アメリカでのマイクロ波の取り扱い
ここ1年間で、電波や音について敏感になっている。
どうも、特定の周波数帯の電波が頭部に向けて発射されているようだ。
これはマイクロ波兵器として知られており、もともと暴徒を鎮圧するという目的で設計された。
日本では、マイクロ波兵器について知っている人もいれば、全く興味を持たない人もいる。
海外ではどうだろう。
アメリカでの電波による被害と言えば、「ハバナ症候群」が知られている。
「ハバナ症候群」は、2016年~2017年にかけて、キューバの首都ハバナでアメリカ大使館職員に見られた兆候を指している。
症状としては、顔への圧迫感、大音量の騒音、頭痛、吐き気、錯乱等が見られたそうだ。
当初、原因は不明とされていたが、2020年には全米科学技術アカデミーが、原因を特定化した。
それは、何らかの形の電磁放射であると結論づけたのだった。
電磁放射は、広範囲に渡って行うのであればすぐに理解できる。
けれども、アメリカ大使館員めがけて電磁放射が行われたとなると、これは指向性エネルギー兵器ではないかと思ってしまう。
電磁放射が行われたのは疑いが無いようだが、誰が発射したのかは特定化されていない。
こういった指向性エネルギー兵器の開発は、50年以上昔から既にロシアで取り組まれていた。
第二次世界大戦時には、電波兵器として各国でこぞって研究が進められた。
小説でも、H.G.ウエルズの「宇宙戦争」に殺人光線として同様の概念が紹介されている。
マイクロ波は、矩形波のマイクロ波が音として聞こえる「マイクロ波聴覚効果」を引き起こす。
これは、頭部にマイクロ波を発射することによって、頭部中心に健康被害を誘引する可能性が高い。
「ハバナ症候群」で見られた、顔への圧迫感や大音量の騒音等は、まさにこの「マイクロ波聴覚効果」の影響と思われる。
「ハバナ症候群」は、故意的に悪意を持った者によって引き起こされたものと断定された。
そのため、日本でも同様の事柄が起きても全く不思議は無い。
ネット検索でも、実体験として「マイクロ波聴覚効果」を知覚している人も多く見られることがわかる。
電波は目に見えないものである。
そのため、今まで「指向性エネルギー兵器」を使われていても証拠がなかなかつかめなかっただけなのではないか。
実際に、「ハバナ症候群」は全世界の人々が知る事件である。
この「ハバナ症候群」の結果をもとに、日本でもどんどんと事件が発覚すると思われる。
ちなみに、2021年には世界で「電子戦」なるものが起こると想定され、日本でも電子戦に備えて様々な防衛手段が講じられてきている。
国家レベルでの防衛はもちろんであるが、個人レベルでの防衛も想定していかないといけない時代となっている。
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