20日 【会話劇/コメディ】よーたろくんと天使ちゃん ~あっぷでーと~

 天国から来た天使ちゃんは、五年生の葉太郎くんの子供部屋に居候しています。今日も葉太郎くんは勉強机で宿題をやり、天使ちゃんはベッドで勝手に寝転んでいるのでした。


「そういえば天使ちゃんあのさ」

「ゆもももももももももももももももも」

「うわー!? 謎の音を発している!?」

「……ぬ。どうかしたの、ひとのこよ」

「人の子よ!? ど、どうしちゃったの天使ちゃん」

「あー。いま、てんし、じどうあっぷでーとに、はいってたのかも」

「自動アップデート……」

「あぷでしたてほやほやだと、ちょっと、ばぐる」

「……天使ちゃんって……何者なの……?」

「てんしは、てんしだよ。せいかくにいうと、」

「言うと?」

「むやややややややややややややややや」

「アプデ入った!!」

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