19日 【会話劇/コメディ】無人島に取り残された常務と社員 その6
株式会社にゃん天堂の常務と社員は、なんやかんやで、ヤシの木一本しかない小さな無人島にスーツ姿で取り残されていた……!
「間欠泉は収まったか……。まったく……島を叱るなんて初めてだよ」
「島、しゅんとしてますね。しゅんとする島とは?」
「聞き分けの良い島で助かったけどね。しかしとんでもないな。この子、私たちが日本に帰りたがってると知ったら、陸まで運んでくれるんじゃないか? ……いや、まさかそんなことあるわけがオワーーーーーーーッッッ島が飛行を開始ーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
「快適な空の旅が出てきましたね。時速100キロは超えてますよ常務。これは陸まですぐっぽいし、くつろいで待ってましょう(テレビをつける社員)」
「すごい冷静だよね! というか私も君が掘った穴に入らせてくれないか!? 地上だとヤシの木にしがみついてないと振り落とされそうなんだが!」
「いやテレビとか鬼滅とかねるねるねるねとかのスペースを確保したら常務は入らなくないですか?」
「捨てなさい全部!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます