　東京県小金ゐ市に実在するぽんぽこ大学の保健室では、保健師の湯川（ゆかわ）柚香（ゆずか）が仕事中。そこへ元気いっぱいな少女・風包（かざくるま）クルリが現れては、じゃれついたり甘えたりするのだった。

「ゆじゅぅ～！　あそぼー！」

「クルリ。いま私は仕事中だぞー」

「あっ！　ご、ごめん……。じゃあ、ゆじゅぅのおしごとおわるまで待ってるね！」

「ん。偉いなークルリは」

「えらい！？　やったー！！　えへへー」

「…………（PCの前で仕事に集中する柚香）」

「…………」

「…………（ひたすら仕事をする柚香）」

「……ねぇねぇゆじゅぅ～」

「……んー？」

「実はおしごとって……やらなくてもいいかも！　だってだって、えーと、えーと……そうだ！　おしごとやらなくても、海で、きれいな貝殻をうる貝殻やさんになればいいよ！　クルリ、おてつだいするよっ！」

「……」

「ゆじゅぅ？」

「そうだなぁー（泣く柚香）」

「ええええっ！？　わ、わ、わ、……ぎゅうぅぅ～っ！！（わけもわからず柚香を抱きしめるクルリ）」

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