　株式会社にゃん天堂の常務と社員は、なんやかんやで、ヤシの木一本しかない小さな無人島にスーツ姿で取り残されていた……！

「まさかミネラルウォーターがたくさん出てくるとは……。これでしばらくは生き延びられそうだね」

「イカの塩辛とコロッケパンもありますしね」

「嫌いとか言ってごめんね無人島君。むしろ好きだよ無人島君」

「湧水が湧いてきましたね」

「褒めると伸びる子なの？」

「噴水が噴き出てきましたね」

「うわスーツびしょ濡れ。褒めすぎた」

「間欠泉が常務に直撃しましたね」

「　う　わ　あ　あ　あ　～　（天高く飛ばされていく常務）

　　や　め　な　さ　い　～　（間欠泉にお手玉される常務）」

「じゃれついてる……」

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