ゲームワールド ～エナガルトガースト （eスポーツ）編～

第15話

くろみつの授業は続く。

「先生、eスポーツってふつうのゲーム大会ですか？」

「きみたちは鋭いね。実はeスポーツはただのゲームの大会ではないよ！」

「どういうことですか？」

「つまりeスポーツは”ゲームの一部”だよ！」

「eスポーツとゲームは違うんですか？」

「明確には”違うよ”。ゲームをやる上において、ゲームについて学び、自己管理ができ、自己向上が自ら行えたら、はじめてその人は”ゲーム”ができるんだよ！」

「じゃあ自分で全部やらないといけないんだ！」

「その通り、”ゲーム”は自分で全部探して、見つけて管理まで”自らの力”で行わないといけないんだよ！eスポーツはまだ”だれかに管理され、守られている”ということを理解しないといけないよ！eスポーツはもともと”ひきこもり”の子の”自立支援”のためにアメリカで生まれたものだからね！楽しいゲームを自らのちからで”守る”ことができる、そのためにはその人自身も強く正しく、たくましくないといけないよ！だからまだ君たちはまだ”ゲームゾーン”というフィールドには入っていないんだよ！」

「ゲームゾーンってなんですか？」

「ゲームゾーンとは”人生をかけて、自らのちからでゲームの道を切り開いていく世界”のことだよ！」

「ぼくらどうしたら”ゲームゾーン”に入れますか？」

「まず、”全学問をマスター”しなさい！主要科目、体育、運動、芸術、宗教、心理あらゆる学問を制覇した先にしか”ゲームは存在しないよ”。ゲームは”総上学”と呼ばれていて、”すべてをおさめたもののみが進む道”なんだよ！」

「他の勉強って関係あるのかな？」

「関係あるよ！スポーツ心理やスポーツ科学は”ゲーム運動やゲーム心理と同一”のもんだよ！太古の昔、ゲーム学が初めて生まれ、そこからすべての学問は分散したんだよ。つまり語学表現、精神学はそのまま”ゲームに応用”されるよ！」

「そうなんだ！全部大事なんだね！」

「そのとうり！さぁ勉強しようんね！」