第14話
くろみつはひとつ授業をおこなっていた。
「先生このイマージェス学院特別クラスはなぜ、全員は入れないんですか?」
「ぼくはね、”プロゲーマー推薦状”をもっているんだよ!」
「プロゲーマー推薦状ってなんなんですか?」
「きみたち”プロゲーマー”の運営システムは知っているかい?」
「”国からお金がもらえるんじゃないの?」
「ちがうよ。プロゲーマーというのは特殊な”分野”なんだよ!」
「どういうこと?」
「プロゲーマーになるには2通りあるんだよ。まず”プロゲーマー協会”へ加盟するための”試験”がある。そして、”特別ゲーマー”による”推薦”というかたちで協会に加盟できるんだよ!」
「つまり試験が大事なんでしょ!」
「そう、そのとおり、そして”プロゲーマー協会”とは”ゲーム関連会社ならびに組織等”が加盟し、そこに”運営費”という形で”徴収金”が与えられるよ。”ゲームワールド”の向上ならびに維持のために。」
「そこから”お金”をもらうんだね!」
「それもちょっと違うな。そのプロゲーマー協会が”設立する”事務所”にきみたちが”入る”ことになる。そしてプロゲーマー協会へ運営費ならびに大会収益から”一部”プロゲーマーに支払われるんだよ。」
「そうなんだ!じゃあプロゲーマーになるには”試験”に通らないといけないんだね!」
「そう、そのとおり!そしてその試験は”実技”と通常学力、”面接”によっておこなわれる。毎年、2月におこなわれるよ!そして、審査が毎年あり、ゲーム活動が滞っている場合”プロゲーマー資格”の”はく奪”がされるよ!毎年はく奪者は一定程度いるね!試験も合格者のいない年まであるよ!」
「じゃあ”推薦”なら入れるんじゃない?」
「推薦はもっと厳しいんだ!”ゲーマー”から3人の推薦状をもらわないといけないんだ。ゲーム会に所属している”公認”ゲーマーからね!」
「じゃあわたしたちじゃ入れないの?」
「”ゲームは万人に開かれないといけない”、つまり、”適正に努力をした”ならば”必ず”プロゲーマーになれるし、規格設定は”それ”を規範としているよ。”じゃないと面白くないからね”!」
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