第11話

「われわれブラックキャンディーズで動かないといけません。」

「これからじわじわ世界線も変わっていく。わたしたちがうごくのは早すぎる。せかいの”のろい”もまだ完成されていない。」


ゲームの世界に災いが訪れようとしていた。多くのものが絶望するのろいが訪れている。希望の消失である。


・・・さかのぼること数日・・・


「なんだってSFに絶対困難のはめ技がうまれただと!?」

SONY内部ではことの大きさに震えていた。

プレーヤーであるものがどこからか”禁止手法”をもってきたのである。

「このはめ技はどこから出ているんだ?」

「イマージェス学院です!」

「黒蜜さんの学校か。誰なんだ”禁止研究”は法律で罰しているはずだ!」

内部で沈黙が続いた・・・


「カズヤか。」

「今回はやや困難だと思います。チートファイルまで組み込んでいるみたいです。」

「ゲームの”停止”が起きたときはどうするんだったうるとよ?」

「”通常手”で禁止手はクリアする。」

「そういうことだ。特殊な手ではいけない。”万人”が対策できるように最も”簡単”な手で対策を立てないといけない。」

「つまり。」

「”コウキ”にやらせよう。」

「コウキでは無理なのでは?」

「大丈夫。あいつを信じよう。こうなるのは読めていた。”対策”は立てている。それにだ。」

「それに?」

「カズヤは正式な”呪眼”に育ちつつある。この機会を逃してはいけない。ゆっくり育てて、”すべて”狩り切ろう。そのほうが”おもしろい”」

黒蜜はにやにやと答えていた。

「コウキで対策できなかった場合どうするんですか?」

「そのときは変わりがいる。だれも対策が立てられないなら。カズヤに”退場”してもらえばよい。」

うるとは震えていた。

「退場とは?」

「”消えてもらう”ことだ。裏は任せればよい。”調子乗った”んだそれ相応の罰は受けもらう。」




ゲームでの罪はその人の人生を失うことだ。

ゲームでいかさまをして無事いられると思ってはいけない。

かならず”罰”は準備されている。


うしろを振り向いてはいけない。

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