第10話
「波動拳!波動拳!竜巻旋風脚!決まったーーー!相手はダウンした。起き上がるまでコウキ選手のりゅうは距離を取る!また起き上がりの波動拳を狙うか!?」
コウキは黒蜜さんが言っていたことを思い出していた。
・・・プレイ中において大事なのは相手との距離感とタイミングだ。ここぞというタイミングに技を繰り出すんだ。あと忘れていけないのは”勝利の確定”がおきるまで気を抜いてはいけない。ラスト一撃で終わりなのにというタイミングで油断し、負けてしまうというのはざらにある。焦りとパニックで技が出ず決まらずということもいやというほどあるからな・・・
コウキは集中していた。このアートの大会でなにがなんでもカズヤを倒すことを。
相手のベガが立ち上がるとサイコクラッシャーで突っ込んでくる。
コウキのりゅうはガードし、最後に昇龍拳を決めた。
「きまったーーー!!!コウキ選手一回戦突破!・アリエーション・リベリアント・タイム、最初の初戦突破”村雨コウキ”選手!!!」
ゲームというのは技の読みあいである
相手の出方がわかれば勝負は勝ちである
相手の手札を読み、対策することで勝利は不確定要素から絶対の確定要素に変わる
しっかりと対策をして、しっかりと研究すること
そこに”勝利の方程式”が存在する
君は最後の最後までその式を証明しないといけない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます