第5話
テスト勉強をして、次の日になった。
とりあえず……俺は、気合が入っていた。
何故かというと、栗谷美鈴と一緒に勉強してきたので、その成果が試されるテストが、実施されるからである。
そんな訳で、いつものような時間に起き、制服に着替えて家を出る。昨日、夜遅くまで勉強してたせいか、少し眠かったが、何とか俺の通っている高校、山野辺高校に辿り着いた。
教室の中に入り、自分の席に着くと、やっぱりと言うか、ここのところ毎日話しかけてくる、親友の栗谷美鈴が話しかけてきた。
「おっはよ~、まこ」
「おはよう」
「なんか寝むそうだね?、夜遅くまで起きてたの?」
「まあ、そうかな……ちなみに美鈴は?」
「私の目を見ればわかるでしょ?」
そう言って、顔を俺に近付ける、確かに顔を見ると、寝不足なのが分かった、だって、目に隈が出来ていた。こいつ……夜遅くまで、勉強していたのか?って感じなんだが?
「一体、何時まで起きてたの?」
「う~ん、夜中の四時かな? ネトゲにはまっちゃってね」
おい、勉強して寝不足じゃあないのか? ネトゲって……ネットゲームをしてたってことは、遊んでたのか……こいつは
「ねーまこ? まこも一緒にそのネットゲームやろうよ?」
「あのね……美鈴は、家に来た事があるから解るかも知れないけど、自分の家にPCなんかないんだけど?」
「あ、そっか……、家族でPC使ってるのいないの?」
「使ってるのを見た事がないから、多分、家にはないと思う」
「そっか……残念だなあ……、一緒に遊ぼうと思っていたのにーー」
「それより……今日の試験、大丈夫なの?」
「大丈夫でしょ~赤点無ければ、私、怒られないし」
えらく楽観的な考えだな……まあ、俺もそんな感じか、そう話していると、キーンコーンと鳴ったので試験に集中する事にした。
一時間目、国語。国語の問題は、なんなくすらすらと書けた。まあ……日本人だから、漢字とか文章の事を知っていれば、高得点は取れると思う。
二時間目、数学。
これは、ちょっと苦戦した、二等辺三角形とか、円形の面積を求めよとか、円周率10ケタ書けとか絶対日常生活で使わないだろ?これ……それに、覚えたってすぐ忘れると思うぞ?
三時間目、理科。
理科の問題は、主に生物の事を中心に問題に出されていた。まあライオンとかキリンとかそう言うのはわかる。
動物園とかにいそうな生物とかだと、化石の名称を答えよとかむずいと思うのは俺だけか?
四時間目、社会。
社会は、比較的簡単だった。まあ……どこどこの名産品を答えよとか、都道府県名を出せとかだったから
暗記していればすらすらと書けると思う、実際に地理とかは大事だし?
五時間目、英語。
はい、無理!和訳を訳しなさいとか無理だって、第一英語って
外国に行かない限りほとんど使わないだろ
それになんで訳すと変な文とかあるんだ? 例えば「My father became new half, and it worked at the bar.(俺の父親が、ニューハーフになって、バーで働きました)とか
「Who is this?It is fool's person.(これは、誰ですか? それは、アホの人です)とか問題に出されてるし……こうして、何とかテストは、終わった。
結果はどうなったのかと言うと、国語、50点、数学40点、理科、60点、社会、70点、英語、30点だった、うん、大体は普通な成績だとは思う。
ちなみに美鈴は、ほとんど赤点。
美咲は、ほとんど高得点を叩き出していたのであった。
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