12月22日

 明理と離れて一日。

 明理はぼーっとしていることが多くなった。

 学校が終わると、俺は次のターゲットを見定める。

 カクヨムのWEB小説コンテスト。

 そのために暗殺依頼を出してくる者がいる。

 砂糖さとうはいり。

 ペンネーム上ではそう名乗っている。

 現実での名は佐藤かなり。文学少女といった感じを受ける。

 狙いを定め、引き金を引く。

 佐藤は殺した。

 次のターゲットへいこうとする。

「依頼が多いな。どうしてだ?」

 俺はセバスチャンとシラヌイに問う。

『分からないわよ。年末調整じゃない?』

「わたくしにも分かりかねます」

 セバスチャンは恭しくお辞儀をする。

 相変わらずだな。

『それでもいいじゃない。大金が手に入るだし♪』

 シラヌイはお金に恋をしている感じだ。

 逆に言うと、お金を積めば働いてくれるいい奴だ。

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