12月1日

 今日はいよいよカクヨムコン7の開催日だ!

 ぼくは参加のボタンを押し、公開する。

 ドキドキで胸がいっぱいだ。

 ちなみに今年で7回目だが、ぼくの作品が中間選考を通ったのは二度。

 だから今年こそはやりとげて見せる! そんな気合いを胸にトップページに公開される自分の作品を確認する。

 ついでに中身も確認する。

 WEB小説では空白を作ることが多いが、ぼくの場合は空白を作らずに詰めて書いている。それにより、テンポ感や重厚さなどを伝えたいから。

 公開してしばらくしてフォローしてくれる人が現れた。

 ふふっと笑い、他のユーザーの作品を読み始める。


※※※


「ターゲット確認。撃てファイヤ

 放たれた銃弾はアマチュア小説家・夕日ゆうやの頭を砕く。

「任務完了、お疲れ様。アカツキ」

「しかし楽な仕事だ。これで本当に報酬がもらえるのか?」

「なんでも、今回のかくよむこん? とやらで暗躍している作家いるらしいわ」

「なるほど。ライバルが減れば受賞する確率もあがる、と」

 だが、それ以前に作品の質をあげるべきなのでは? と問いたくなるアカツキ。

 それでもアカツキは銃を手放すことはない。

「仕事だ。次行くぞ。シラヌイ」

「あいよ」


 次の仕事はなんだろうか?

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