第5話 屋敷と村の家の建て替え
お米を発見したことにより脱線してしまったが、衣食住の住である。
私たちが、住む予定の旧屋敷は、手入れされず放置されていたので、お化け屋敷のような有り様だ。
村長さんや村人たちの家も穴が空いてたりでボロ屋なので建て替えしちゃおう。
しかも、平民が暮らす村なので、排泄物は汲み取り式で肥溜めに溜められているので臭いがきつい。
下水道工事は下水処理場で作ったりしなければならないのだ。
魔石を使ってなんちゃって水洗トイレにしちゃおう。
水の魔石で水を流し、聖の魔石で浄化させれば下水工事ほとんど要らずで、近くの川に浄化された水が流れるようにパイプで繋ぐぐらいでいけるな。
「カイル兄様、私たちが、住む屋敷も村人たちの家もひどい有り様なので、直しましょう」
「魔法とスキルでか?」
「魔法とスキルでです」
「わかった……あの屋敷ではアンデッドが出そうな感じだからやろう」
まずは、私たちが住む屋敷からだな。
デザインは、このままでいいとして流石に前世の鉄筋コンクリートはまずいだろう。
レンガ造りの屋敷にしよう。白レンガの二階建ての大きな屋敷にすることにした。
「創造魔法、建築スキル発動」
デザインそのままに白レンガの屋敷をイメージして……ドオーン。
「カイル兄様、出来ましたがどうですか?」
「立派な屋敷になったけど、やりすぎだね」
「まあ、いいじゃないですか」
そして、村長さんや村人たちの家を次々と普通のレンガ家に魔法とスキルで建て替え?って行った。
「完了ですね」
「魔力∞だからか、全く疲れが見えない、流石だな」
「そうですね、ありがたいです」
「アイリス様、今にもなくなりそうだった村が作物もとれましたありがとうございます」
感謝の言葉を頂いた。やって良かったな。
「見たこともない家に建て替えられ、家も立派になりました」
村長さんが泣いちゃったよ。
それに、村人たちも集まってきたな。まあ、どんどん家が変わっていけば気になるよね。
「カイル様、アイリス様、収穫と料理の準備済ましたので、パーティ出来ますよ」
マキさんが何も気にしない風にやってきた。
「マキ、君はこれを見て驚かないのか?」
「はい、いきなり立派な屋敷や家が短時間でどんどん出来ていくのには多少驚きましたが、私も料理長もアイリス様に見たこともない調理器具を作ってもらったりしていたので皆さんほどの驚きはありません」
マキさん、私が頻繁にやらかしているから慣れているみたいな言い方やめてほしい。
「皆さん、家を建てるのに服とか仕事道具とか荷物を勝手に出しちゃいましたので、服は古着ですが用意してありますので、捨てちゃってください」
事後報告になってしまったが、服も古着だが用意してあるので許してね。
家が新しくなったのに今のままの服で入ったらすぐ汚くちゃうからね。
「奥様方のために立派なキッチンになっていますし、今までなかったお風呂もありますから楽しみにしててください」
お風呂の浴槽は檜の風呂をイメージしました。
この世界にはシャワーはあってもショボいシャワーしかないなので、前世の物をイメージしました。
キッチンも前世の広めのシステムキッチンに、照明もデザインは前世の物にしてみました。
これくらいいいよね。許してくださいねカイル兄様。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます