サプライズパーティ

@pryy

第1話 動かない機械

「これ、動かないんですけど!」


ま、まさかそんな...

頼子は言葉に詰まった。


自分で勝手にOSをアップデートしたその女が言う。


自分で勝手に自己判断し、その責任を別の人間に押し付ける人間。まさかこの令和の時代にそんな。

だがしかし...。


「わ、わかりました。状況を整理しましょう。」

頼子は努めて冷静な口調で言った。

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