界神ルカラスの詩

高慎

第1話・暇つぶし


私は何もする事が無く暇なので、本を書いてみようと思ったが、数千年生きているが執筆の経験が無い為そう簡単にかける訳もなく。


と思っていたが、昔本を読んでいたせいか意外とスラスラ書けたのだ。


色々考えてはそれを文にして書いていると、あっという間に時間が過ぎていた。


しかし、どれも各ジャンルの設定やストーリーが王道を貫いている気がして、何と言うか特別な感じが無かったのだ。


「んー、本を書くのは案外難しいもんだな…」。


おっといけない、つい無意識に喋ってしまった。


概念空間に一人でいるとついやってしまうんだよな、仕方ない。


まぁいい、ゆっくりマイペースに書こう。


内容よりもまずはタイトルだ、タイトルを考えよう!


せっかくだからかっこいいタイトルが良いな……ん?待てよ、ヘタにかっこ良くすると三流だと思われてしまう気がしてならん。

[タイトルを考えること数十分]

「よし決めた!タイトルは

界神ルカラスの詩にしよう!」


あれれ〜?おかしいぞ〜?

なんかちょっとかっこよくないか〜?


いかんいかん、何処ぞの探偵が出てしまった。


「じゃあ、書き始めるぞ」


そう、これから始まる物語は私、つまり界神ルカラスが神なるまでの壮大なファンタジーストーリー?かもしれない。

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界神ルカラスの詩 高慎 @Kotakota0427

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