第九十八話 プロローグ6 桜色の髪、翡翠色の瞳









 ◆◆◆ダンジョン都市桜花・セントラルターミナル:『覆す者マストカウンター』清水凶一郎





「おーっ、そなたが噂のぼんであるな! 中々どうして男前ではないかっ!」




 生ハーロットは、気絶するほど美人だった。


 輝くようなプラチナブロンドを黒の髪結いで艶やかに結びポニー……いや、最早あれはドラゴンテールだ。

 龍の尾のような力強さと壮麗さを感じさせるポニーテール的なサムシング。そしてご尊顔は当然のように、非実現級ギャルゲークオリティである。



 外見年齢が大人びているせいもあるのかな、俺個人の主観としてはどこぞの食っちゃ邪神よりも余程“神性”を感じる。



 いやさ、ハーロット・モナークは実際に超越者真神なのだから俺の形容ことばには何の誇張もないわけだが、それでも神だ。神なのだ。



 究極の黄金比に銀と金の宝石オッドアイを混ぜた天災クラスの天香ドチャクソ国色ビューティー



 それが五作目の表ボスである彼女に抱いた最初の印象だった。




「はっ初めましてハーロットさん、清水凶一郎と申します」

「ぶはっ! そうかしこまらんでもよい。わらわのことは、気安く“陛下へいか”とでも呼んでくりゃれ」

「へ、陛下……」



 全然気安さが感じられない。むしろ、よりかしこまってしまった気さえする。



「うむっ! 良きに計らえっ!」



 しかしどうやら彼女自身はとても、フランクな方の様だ。



 この辺は大体ゲーム時代と一緒か。


 敵に対してはどこまでも残虐かつ苛烈だが、身内相手にはとことん甘くフレンドリー。


 それが俺の知るハーロット・モナークで、同時に現在進行形で抱いている印象そのものだ。



 なんだかんだいって、ここまで出会ってきたボスキャラ達は全員キャラブレの激しい奴らばっかりだったからな。



 イメージ通りっていうのは逆に珍しい気がする。




「それでは陛下、今後貴女の住まいとなる場所へとお送り致しますので、この清水凶一郎めに着いて来て下さい」

「うむっ、よかろう! 新天地へ向けて“れっつごー”であるっ! ……ほれっ! 何をしとるか荷物持ちドぅランテ、お主もさっさとついて来い」

「……………………」



 ハーロットの放った文言に物凄く嫌そうな素振りで従う黒騎士の旦那。

 両手に抱えたファンシーなぬいぐるみやお人形の数々がなんとも痛々しくて、涙を誘う。



 黒スーツのロイヤル美人と黒鋼の騎士。



 この二人の組み合わせは、獣人や亜人が普通に出歩いている桜花の駅構内においてなお目立ちまくっていた。






 ◆清水家





「今日からこの家の食客としてやっかいになるハーロット・モナークだ。皆の者、よろしく頼むぞっ!」




 そういうわけでハーロット・モナークはウチで引き取る事になった。


 理由? 簡単さ。


 万が一にでも陛下がご乱心なされた時に止められるのが、ウチのアルさん位しかいないからだよ。



 そりゃあこっちとしても平和に仲良くやっていきたいとは思っているよ。

 嘘じゃない、本当さ。なんなら、今晩のはーたんとのイチャコラタイムを賭けたっていい。

 それくらい俺はマジだし、平和主義者まじめちゃんだ。

 


 だけどさ、こっちもお遊びや慈善事業でボスキャラを集めているわけじゃないのよ。


 どんな悪い人とだって仲良くなれる! そして俺は仲間を信じている――――なーんてカッチョ良い台詞で酔いしれられる程、俺は人が出来ちゃいないのでね。



 当然、対抗措置首輪ぐらいは用意させてもらいますよヘッヘッヘッ。




「うむっ、うむうむっ! 成る程のォっ! 確かにこれならば……ククカカカッ! アーハッハッハッ!」



 しかし当の本人は、邪神を偉く気に入ったようで、ものすごく上機嫌な顔でアルの頭を撫でくり回していた。



「すごいのー下界。“ぱんぴー”の家にこのような者が住み着いておるとは。実に愉快愉快っ!」



 すげぇ、あの邪神にナデナデとか、流石真神。カッコいいぜ陛下っ!



「……………………」



 おい、アル。なんだその眼は。文句なら陛下に言えよ。

 俺は何にもしてないんだから。





 ◆清水家・凶一郎の部屋




「これを」



 一通りの荷造りを済ませ、その後に始まった陛下の歓迎パーティーもたけなわとなって来た夜半やはん頃、黒騎士の旦那(人間形態)が俺の部屋にある物を渡しにきてくれた。



万能快癒薬エリクサーと左肘の欠片ミイラ、確かに受け取りました」



 示し合わせたように互いに礼。



 そして吐く息と共に意図的に部屋の空気を弛緩させながら、中身の減った万能快癒薬エリクサーを見やる。



 残量は……大体六割五分ってところか。

 思ったより減ってない。



「ハーロットが思ったよりも頑強でな、向こう側の試練をほとんど自力で解いたんだよ」

「流石陛下……」



 まがりなりにも超神アルテマが練り上げた試練ペナルティを自前の再生力で乗り切っちゃうとかマジぱねぇ。



「とはいえ、終わった後はさしもの奴も絶えかけていたよ。まさかあの女の口から“死にかけたわい”等という言葉が出てくるとは思わなくてな、数十年ぶりに腹の底から笑わせてもらった」



 何ソレ、超見たいんですけど。

 旦那の爆笑シーンとか萌え度高すぎでしょ。




「そして欠片こちらについてだが」



 旦那の視線が人型の左肘を模した精霊石へと移る。



「結論から言うと、組織やつらからの関与は何もなかった」

「そっか」



 握りしめた青水晶色の欠片がほんのり冷たい。

 精霊石製のミイラ。

 ゲームじゃ長らくただの換金アイテムとして扱われてきたこの珍妙な品が違う意味を持ち始めたのは確か七作目からだったな。


 組織三部作……あれは燃えたなぁ。特に完結編となる九作目は、歴代最強三作目歴代最高六作目とはまた違った良さが合ってさ、個人的には全シリーズの中でもかなり好きな部類。



 ってそうじゃなくて。



「やっぱり特殊な波長やら霊力で獲物を見定めているわけじゃないのか」



 安岐へとおもむいてもらった旦那にコイツを預けたのには当然理由ワケがある。



 組織の連中がどうやって欠片の在り処を探っているのか知りたくてな。



 ゲーム時代ではまず最初に冒険者組合のスパイが欠片の入手情報を探って、それから実行部隊が行動を起こすってのが奴らの定石だったんだが、実際は他の探知方法(たとえば欠片に備わった固有の霊力を読み取って……みたいな感じのやつ)があるんじゃないかと思って今回の作戦を思いついたんだが、どうやら杞憂に終わったらしい。




 奴らは旦那のいない清水家を襲おうとし、逆に欠片を保有していた旦那の方には何の刺客も寄こさなかった。




 これは使える。使えるぞ。




「また悪巧みかね」


 金眼のイケメンが静かに笑う。



「悪い。顔に出てた?」

「いつもの事ではあるがね。リーダーは発想の天才性ひらめきに対して、余りにも根が素直すぎる」


 舌を出して「ごめんなちゃい」と可愛い子ぶってみる。スル―された。鼻で笑ってさえくれなかった。



「まぁ、そこがリーダーの“らしさ”でもあるのだがね。……それで、今度はどんな作戦を?」

「あぁ、それな」



 そうして俺は黒騎士の旦那に、どうやって組織のカス共を利用して滅茶苦茶にしてコケにするかを夜通しかけて語り明かした。



 やっぱり俺は戦闘よりもコッチ方面の方が向いてる気がする。根が平和主義者まじめちゃんなもんだからよぉ、ヘッヘッヘッ。





 ◆




 それから試験当日に至るまでの日々は、極々平和に過ぎ去っていった。



 ハーロット陛下はあらゆる意味で浮世離れしたお方ではあるものの、生来のカリスマ性と常人離れした学習能力で即座に現代の皇国社会に適応し、今ではすっかり“すまほ”や“たぶれっと”を使いこなしている。




「やばいの現代。“てれび”がこんなちいちゃな機械で見れるとかマジ未来っ!」



 まぁここ数十年の情報技術には目を見張るものがありますからねぇ。



 もう少ししたら普通に立体映像エアリアル技術が普及しますよーとか言ったら絶対驚くんだろうなぁ、この真祖ヒト




「今日は『全生母』とやらに行ってみたい。雷娘かみなりむすめの話によると、ものすげぇ花畑があるそうではないかっ! 妾、それが見たいっ!」




 ハーロットは吸血鬼の真祖だが、血は飲まないし、日中も平気の平左へいざで活動する。


 十字架のアクセサリーを「愛い愛い」といって飾り付けるし、スタミナ系ラーメンはにんにくマシマシだ。



 とても本編で永遠の夜の帝国が云々と抜かしていた御方とは思えない無軌道ぶりである。




「そりゃあ多分、わらわなりの建前って奴だったんだろうさ」



 未来の自分の暴虐について、当の本人が語る推測はこうだった。




元来がんらい妾達は人の上に立つ種族としてデザインされたはずなのだ。そりゃあ妾は一際“ぱーふぇくと”であったが、同胞達も負けず劣らずの“すぺしゃる”であったよ」



 老いず、傷つかず、美しく。



 それはまさに人間の進化系であり、完成系。


 たらればの話ではあるが、ハーロット達の種族が栄えていたらきっとこの世は今よりもう少しだけ幸せだった事だろう。



 だが、そうはならなかった。


 完璧だと思われていた彼女達には、ある致命的な欠陥を抱えていたのだ。



 それが遺伝子の劣化。


 正確には親の情報を受け継いだ子供の身体的機能が劣化するという呪い。



 血を吸わなければ生きられないという吸血鬼特有の在り方等は、その最たる例らしい。



「まぁ、その辺の責任を取らされた結果、妾達はこぞってあの監獄だんじょんに閉じ込められたわけだが、やはり残した者達の行方が気になっておったのでなぁ」



 だから愛しい子孫たちの安寧の為に古の女帝は立ちあがった――――成る程、確かに立派な建前だ。


 これならば誰も疑わないし、悲しい過去を背負った悪役として十分に成り立つだろう。



「陛下の本当の願いを叶える隠れみのとしても十分機能しますしね」

「言うなよ。わらわとて、お主から事のあらましを聞くまでは気づかなかった願いなのだ」



 少しだけ頬を朱色に染めながら、力強くそっぽを向く女帝陛下。



 陛下には、あらかじめ俺の正体はバラしてある。


 このクラスの大物に嘘やハッタリは通じないからな。正直に話して、全力で約束を守るのが一番の近道なのよ。




「ともあれ、こうして“しゃば”に出てきちまった以上は、前に進むしかねぇからのぉ。というわけで、これからよろしく頼むぞ、ぼん



 陛下のしなやかな細うでが、俺の頭をポンポンと撫でる。


 ハーロットは誰かれ構わず他人の頭を撫でる。


 彼女曰く、これが真祖流のこみゅにけーしょん術なのだそうだ。


 いかにも前時代的で、そして陛下らしい。


 

 



 ◆




 そんな風にして俺達の日常は過ぎていき、気がつけばあっという間に選抜試験の日がやって来た。




「気をつけてね、凶さん。絶対無理しちゃダメだよ」

「あぁ、遥も」



 愛しい彼女とのキスを交わし、家族のみんなに挨拶を終えてから家を出る。



 俺達の持ち場はそれぞれ違う。

 だからいつもの様に全部はーたんと一緒というわけにはいかんのだ。



「じゃあ、また夜に」

「借り家でね」



 バイバイ、と別れを惜しみながらも遥の傍を離れ、いざ外に出ようとしたところで邪神と目が合った。



「随分と眠たそうだな」

「最近徹夜が多くて」


 どうやら本当に眠たいらしい。特徴的な赤目が私は今アンニュイですと訴えかけている。




「ご武運を、マスター」

「あっ、あぁ。行ってくるよ」



 それは罵詈雑言でもロジハラでも土産要求クレクレでもなく、れっきとした送り出しの言葉だった。



 妙だ。というか、キモイ。


 こんなまともなアルなぞ、俺の知っている邪神アルではないとつい喉から解釈違いを叫ぶ声が出かけたが、寸前の所で止めた。



 今の俺は忙しいのだ。

 ちょっと邪神が暴言を吐かなかった位の事で――そういえば、今こいつ何も食ってないな。あぁ、いや、ダメダメ気にするな――いちいち構っていられる程の余裕はないのである。



 そりゃあ、もちろん不気味ではあるが、ともあれ今は選抜試験に集中せねば。



「じゃあ、改めて。行ってきます」



 そうして俺は全身に脚力強化の術をかけて慣れ親しんだ我が家を飛び出した。



 既に手荷物は『常闇』の借り家に搬入してあるので、足取りは非常に軽やか。



 良いね、うん。やっぱり俺にはこうしてせっせこ走るのが性に合ってるわ。


 ようやく涼しくなり始めた秋の太陽に当てられながらの高速ランニング。


 踏みしめるアスファルトの感触がなんだか心地よくて自然とお気に入りのアニメの鼻歌を口ずさんでしまう。


 あぁ、いよいよだ。

 いよいよ始まるんだ、俺達の新しい冒険が。


 この先に、この道を駆け抜けた先に新しい出会いが待っていて――――




「――――キャァアアアアアアアッ!」

「えっ?」



 辺りを見渡す。


 青空。車道。ガードレール。橋。欄干。通行人。自転車。河川。女性の叫び声。赤い風船。猫。



「ネコッ!?」



 そう、猫だ。やたらとブクブク太った赤毛のにゃんこが川面でダンスを踊っている。




「ウチのみーちゃんが、みーちゃんがっ!」



 泣き叫ぶ妙齢の女性。

 察するに飼い猫のデブにゃんこみーちゃんが何かの拍子に橋から落っこちたのだろう。


 原因は――――あの赤い風船か。


 丸くてフワフワ飛んでて紐の部分がゆらゆらと。多分、そういうのが猫の本能ツボを刺激したのだろう。


 ったく、ヤンチャ過ぎるぜみーちゃんよ。

 ていうか、橋からダイブして良く無事だったな(いや、溺れているから無事ではないのだが)。見かけによらずタフじゃないか、えぇ?



「誰か、みーちゃんを、みーちゃんを助けて下さいっ! お願いしますっ! みーちゃんをっ!」



 顔を青ざめながら大声で泣き叫ぶご婦人。


 河川敷へと下る階段は――――結構距離があるな。とてもあのデブにゃんこが持ちそうにない。



 となると、大人しくダイブ……ダイブすんの俺? いや、これでもかなり忙しい身の上でしてついでに濡れるのもNGなんですけど




「みーちゃんっ! あなたがいなくなったら、私本当に独りぼっちにっ!」

「えぇいっ! クソがっ!」



 オーライ! マダムッ! 死ぬほどやりたくなくて泣きそうだけど、アンタの家族は俺が助けてやるよっ! せいぜいドチャクソ感謝しやがれコンチクショウッ!



 全身に《装甲強化》と《衝撃緩和》をかけて橋から下へと紐なしバンジーをかます。


 なんだっけ、こういうのセーブザキャットって言うんだっけ。こうやって猫を助けておけば周りの見る目が良くなる的な? まぁ、チンピラが猫助けるのはある意味お約束だし、これを見たギャラリー達が呟きサイトで呟きまくってくれれば、俺のアンチスレも消えるはず。

 オーケー、勝利の方程式は完全に見えた。助けた後の台詞を今の内に考えて




「!?」




 考えるよりも前にとんでもない光景を見た。


 俺の横に、誰かいる。

 帽子とサングラスでその詳細までは分からないが、多分女性。

 そいつが絶賛紐なしバンジー中の俺の横で、一緒に落下バンジーしている。



「なっ、アンタッ! 一体何を!?」



 言い切る前に身体が水中へと沈んだ。


 クソ、考察は後だ。今はひとまずデブにゃんこを救わねば。


 服が水にまとわりつく嫌な感触に辟易としながら、高速クロールでみーちゃんの傍へ近づきこれをキャッチ。


 どうやら落下者も同じ事を考えていたらしく、丁度同時にデブにゃんこを拾い上げてしまった。



「ネコは?」

「どうやら無事のようです。見た限りでは骨折の心配もないかと」


 女性と俺の手に支えられながらのんべんだらりとくつろぐデブにゃんこ。


 ったくマイペースな奴め。俺ちゃんがどんな想いでダイブしたのか本当に分かってんのか? オンッ?



「とりあえず岸まで運ぼう。ぶっちゃけると、これから色々予定があってさ、さっさとずらかり……」

「えっ?」



 頓狂な声が聞こえたのは、その直後の事だった。



「あなたは……」



 何その反応。もしかして俺の事知っていたりする?

 いやー俺も有名人になったものですな。ここは一つバシッとイケメンスマイルでも決めて



「…………は?」



 決められなかった。

 決められるはずがなかった。



 現在進行形で俺とタッグを組んでデブにゃんこを助けている救出者の顔に、あまりにも見覚えがあり過ぎたからである。



 落下の衝撃で弾け飛んだ帽子とサングラス。


 それらが顔に流されて露わになった髪と瞳は、どこまでも王道かつ特徴的で、そして俺は、



 会った事はない。

 けれど、それ以上に俺は彼女の事を知っている。

 知り過ぎる程に知っている。



 桜色の髪、翡翠色の瞳。



 俺が愛し/オレを倒した彼女の名は――――





空樹そらき花音かのん






 告げてしまった言葉と共に、実感がこみ上げてくる。



 空樹花音そらきかのん




 精霊大戦ダンジョンマギアの英傑戦姫メインヒロイン



 何故だ? 何故ここにいる?



 いや、そもそもその驚きに満ちた顔はなんだ?



 分からない。何一つとして分からない。



「あの――――」

「えっと――――」



 ただ一つだけハッキリと言い切れる言葉があるとするならば。


 それはこの身を震わせる感覚の正体が、秋川あきがわの冷たさから来たものではないという事、ただそれだけ。


 寒さではない、けれど名状しがたい振動が、俺の心を揺らす。







 ―――――――――――――――――――――――




 


 第二部序章 了

 第二部一章へ続く





























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