光と絶望

明けはじめた空は淡く白んで

希望に満ちた朝の訪れを錯覚させる

消えようとする暗闇が絶望の証かのように

彼方へ散らそうとする


眠れぬ夜は闇がいつも傍らで

私をそっと抱きしめていた

光はいつも正義を振りかざして

私を絶望に導いた


朝がこなければいいのにと願う心は

正しいあなたにはわからない

光に飛ばされた夜に手をのばしても届くことはなく

眩むような朝に途方に暮れている

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