狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり
一番残酷で辛いのは中途半端な事である。
私に宇宙を解明できるほどの知能があったなら毎日は幸福に満ち溢れていただろう。
私に心を表現できるほどの芸術的な才能があったなら心は欠けなかっただろう。
私が心から狂えていたのなら人生に疲れることはなく暗い部屋でひとり苦しみに咽び泣くことはなかっただろう。
もし私がなんの才能もなかったなら、普通に生きて普通の死に方をしただろう。
現実は努力もできず才能もなく自尊心だけがあるくだらない生物である。
ああ、残酷だ。なんて残酷なんだろう。
人間 空っぽの壺 @empty1
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