あとがきとこれから

※元々は12話で一旦終わった作品のため、その時点で書いたあとがきです。






 本作をお読みくださった皆さま、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。


 12話でようやく2人が付き合い始め、ようやくラブコメ展開が……と期待されていた読者の方は、 え、終わるの!? という衝撃を受けられたかもしれません。いやいやこれからでしょ! 何のためにこれまで読んできたんだよ! みたいな落胆を感じておられたらすみません。


 元々この作品は料理がメインの作品として考案したもので、ラブコメはあくまで付け足しと考えていました。展開についても、2人がくっついた段階で話を終えることは最初から想定していました。作中で1年が終わって切りがよいということもあり、一旦ここで完結という形を取らせていただきます。


 ただ、続きを書く意思が全くないかというとそんなことはありません。私自身、2人が付き合った後の関係を見てみたい気持ちもありますし、本作のライトなノリは自分でも書いていて楽しいです。

 ただ、肝心の卵料理のネタが切れ気味なことや、他の作品を書きたい気持ちもあり、どこまで書けるかわからず迷っているのが正直な気持ちです。もしご意見があればお寄せいただけると有り難いです。


 ラブコメというジャンルに挑戦するのは初めてでした。元々恋愛小説を読む方ではなく、特に甘々な展開のものはこっぱずかしくて苦手でした。だから本作も、ラブコメと言いつつ甘さはほとんどありません。どちらかというとコメディ要素が強かったと思います。

 とはいえ、恋愛の場面では自分で書きながらきゅんとし、またはにやっとすることもあり、こういう心境を味わいたいからみんな恋愛小説を読むんだろうなぁ……と感じ入りました。恋愛小説の醍醐味を実感した分、続編を書くとすればより甘めの内容になるかも……。書けるかどうかは未知数ですが。


 2021年11月に公開を始めた作品でした。公開当初はそこまで目立ちませんでしたが、話数を重ねるうちに少しずつ読者が増え、今日現在で☆78、作品フォロワー数84にもなりました。最新話を公開してすぐ読んでくださる方も多く、PV数が伸びるのを見るたびに励まされていました。目には見えなくても私の作品を求め、読んでくださる方はいる。そんな有り難みを感じられる作品でもありました。


 2人の物語がこれからも続くか、それは私にもわかりません。ただ、求めてくださる方がいるのであれば書きたいという気持ちはあります。もし続ける場合、番外編のような形で本作の続きとして1話書き、その後も続けるのであれば別の作品として公開する、という形になると思います。そのため、作品フォローをしてくださっている人はこのままでいてもらえると有り難いです。


 改めまして、本作をお読みくださりありがとうございました。続編か、または別の作品でお会いできると幸甚です!


         2023.3.31 小原瑞樹

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