第9話 組長の娘・奈々vs大手企業の娘・玲香(会議編①)

やっと会議編までいける、、、

長かった、、自分的に結構、描写が細かいなって思っていて、そのせいで長くなってしまったと思うんですよ。

結果、見返して読んでみたん感じ、自分は違和感を感じなかったので結果オーライかな?って感じです。

ついに会議編ですので、、

では続きをどうぞ!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


玲香さんは躊躇なく、会議室の扉を思いっきり開ける。


「失礼します!」


「…失礼……します」


話途中であったが、仕方なく、玲香さんの後ろについて行き、挨拶をした。

僕と玲香さんは自分のクラスの場所の席に座り、みんなが集まるのを待った。

会議室では机は円状になっており、みんなの顔が見れるようになっていた。

うちのクラスは全部で6クラスあり、周りの高校に比べたら、かなり少ない。

委員長会議は一年、二年、三年で分かれて行われており、各クラスの代表二人、つまり委員長二人が出席する。

今回は一年生の会議の日で各クラスの代表が集まっている。

会議をやる理由はとても簡単だ。

各クラスの授業態度や放火の過ごし方、皆三鷹高校生としての自覚をしっかり持っているかなどを報告し、これからどうするか、おこなう会議。

レクリエーションなどの企画もする。

そしてみんなが集まり『委員長会議』が始まった。


「みんなさん、授業後に集まっていただき、ありがとうございます。私は委員長会議の管理、、まーあれですよ、野球で例えるとコーチ的な役割をしている、美波美兎です。気軽に美波先生を呼んでください。では、まずみんなには自己紹介をしてもらうかな。じぁ〜そこの冴えない君」


そう言って美波先生は僕の方に指を刺した。

冴えないって流石にひどくない?そう思っていると、、


「美波先生!祐樹くんは冴えてなくないです!」


キッパリ言ったのは他でもない、ご令嬢の玲香さんだ。

その言葉にみんなが驚いた顔をする。


「はい、はい、冴えてないね、、」


「わかってくれればいいんですよ……わかれば」


「とりあえず、君・・自己紹介して」


まじか、最初が僕か〜緊張する、、、

僕は席を立ち、大きく深呼吸をして自己紹介をした。


「ええーと、1年2組の水森祐樹です、よろしく…お願いします」


もちろん、その自己紹介に拍手もなく、むしろ、少し冷たい空気になった。

そんな流れの中、次に玲香さんが自己紹介をした。


「初めまして、1年2組の橘玲香と言います。1年間よろしくお願いします」


その笑顔はみんなの心を貫き、みんなから拍手が送られた。


「ありがとうございます」


玲香さんはぺこ、ペコと頭を下げる。

僕の時と全然違うのだが、、これが美少女とご令嬢というポテンシャルを持った人間なのか、、、

僕はもう眩しいくて玲香さんのこと見ることができず、ほんの少しだけ目線を下に逸らした。

そんな流れで次々と挨拶をしていき、1年1組が最後の番になった。


「初めまして皆さん、私の名前は劉虞字奈々と言います。これから大変なこともあると思うますがよろしくお願いします」


・・・・劉虞字?聞いたことがある苗字だな、どっかで・・・・

奈々に続いて、隣の人が自己紹介をした。


「俺の名前は劉虞字斎、、奈々姉さんとは姉弟だ。奈々姉さんほど、優秀ではないがみんなよろしく!」


そんな感じで自己紹介が終わり、美波先生の口が開く。


「よし、みんな自己紹介終わったな、皆気づいていると思うが今年のお偉いさんの娘さんが3人、入学している。一人目は大手企業の娘さん、橘さんと、ヤクザの組長の姉弟の劉虞字家の方だ。怪我だけはさせるなよ、、、下手をしたら、学校なくなるか、もしくは、、私の給料が……」


みんなを睨みながら脅してくる美波先生の話を聞いて僕は思い出した。

そうだ!劉虞字、、、思い出したぞ、ちょっと前にニュースに出てた、確か……

そう考えていると、奈々さんの口が開く。


「私はみんなと平等に接したいと思っている、橘と違ってな」


少し煽り口調で言うと玲香さんが反応した。


「何!その言い方!」


「事実でしょ」


「ちょっとあなた、少しお話をする必要があるようね」


「喧嘩?いいわよ、私、喧嘩で負けたことないから」


なんか、奈々さんと玲香さんが喧嘩を始めたんだけど、、

そう思いながら、僕はその光景を眺めていると


「喧嘩は他所でやってよね、、、ね?」


美波先生の圧に二人は黙り、そのまま席についた。


「それでいいのよ、あまり私に迷惑かけないように……次はないから」


『……はい…』


先生の圧のある笑顔で二人は素直に返事をした。


「じぁあ、自己紹介を終えたことだし、みんなはまだ、委員長の仕事についてよく知らないと思うから、説明するぞ。一度しか言わないから、よく聞いとけよ、、

特に二人、、、」


美波先生はさっき怒った二人に目線を送る。

二人は無言でうなづく。

やっぱり、ご令嬢でも先生には弱いんだな……

と僕は思った。

そして先生は委員長の仕事などを説明し始めた。



美波 美兎(みなみ みう)

劉虞字 奈々(りゅうぐじ なな)

劉虞字 斎 (りゅうぐじ さい)


・・・・・・・


会議編前半終了です!

キャラクターの名前、考えるのって大変ですよね。

サイトで名前を作ってくれるのがあるんですけど、名前にはこだわりたいので使っていないのですが、この気持ちわかる人いますか?

まーなかなかいないだろうな〜〜。

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