21.称号
21.称号
「ところでリュートよ、お主は『称号』というものを持っているか?」
「持ってるといいこと結構ありますよねぇー」
「………まさかと思うがもう
「え?結構よく
「獲得?普通称号は創造神クリエ様から
「え?」
「いいや何でもない。はぁーっ……ワシはお主が規格外だということを忘れておったわ!ちなみに何を持っているのだ?言いたくなければ言わなくても良いがの」
「いいですよ、ですがその前にちょっと失礼します」
そう言って俺はマスラルから少し離れ、
「
と防音結界を展開した。これは俺を中心にこの部屋全体に高速で吹き続ける目に見えない風が結界内の音が外に
「結界を張らせていただきました。手持ちの称号は順番に言うと、『剣神』、『魔帝』、『鬼殺し』とか他にもありますよ」
「なっ………… ⁉ 『剣神』に『魔帝』だと?この二つが一人の身に
「揃うとなにかマズいことでもあるんですか?」
もしあったらどうしよう…………
「特にはないが…………リュートよ、ちなみに『剣神』、『魔帝』、もともと誰の称号だったか知っているか?」
「知らないです………」
「あの方たち―――剣神様と魔神様の御二方の神様の称号なのだ」
ってことはすごいってことだな俺!まぁそりゃそうかこの称号たちによる恩恵は半端じゃないもんな。
「そうなんですね………」
「お?思ったより驚かないんだな」
「まぁそれは俺が神を模ほ―――」
『言ってはいけません、ご主人さま!』
俺が称号「神を模倣する者」を持っていることをマスラルに言おうとしたところ、ナビさんが焦って止めてきた。
「な、何でダメなんだ?」
『おそらく今までの会話から推測するにご主人さまの持っている『剣神』『魔帝』の称号でここまで驚かれているので、『神を模倣する者』を持っていることがバレれば大きな騒ぎになりかねないでしょう。さらにもしこのことが国などに伝わってしまったら、ご主人さまは自由な生活を手放さなくてはならなくなるかもしれません』
「えっ……また
「あ、いやいや何でもないです。ところで、依頼はどのようにすればいいんですか?」
「本当か?まぁ深くは探らない。それで依頼の受け方だが、掲示板の依頼用紙の中から好きなのをいくつか選んでカウンターの受付のところに持って行けば、依頼を受けることができるぞ」
「よしっ、じゃあ早速やってきますっ!」
「初依頼頑張って来い!まぁお主の実力ならすぐに昇格できると思うがな」
「色々とありがとうございました」
よし、これにしよう!数分後、俺は初めてこのギルドに来た時に案内してくれたミーシャのところに五つの依頼を持っていった。
「あ、こんにちはリュートさん!入会試験の合格おめでとうございます!初依頼とのことですが、この5つでよろしいのですか。依頼の分野が散らばっているというか………やり
「はい、大丈夫です」
今回俺が選んだのは全部Cランクの依頼で、「薬草の採取:三キログリム」「ゴブリンの討伐:十体」「オークの討伐:七体」「鉄の採集(発掘):一キログリム」「ポーションの製造:十本」の5つだ。本当は「スライムの討伐:三十匹」というものもあったが、同じスライムであるプニタが可哀想な気がしたので今回はやらないことにした。メートルがメリルなら、グラムはグリムなのか………それでいてセンチとかキロとかの単位は変わらないんだな………一体どんな法則なんだろう。
「で、では依頼を受理しましたので頑張って下さい!」
「はい、ありがとうございます!」
「あ、リュートさん!一つ言い忘れてましたが、依頼にはそれぞれ期限があり、それまでに達成できなければ
「あ、そうなんですね。でもなんで敬語を使わなくてもいいんですか」
「だって冒険者として
「確かにな………ありがとう、じゃあ行ってくる!」
「達成報告お待ちしております!」
リュートのステータス
Lv:46497
種族:50%人間
HP:
MP:
装備:ローブ(等級:測定不能)、剣(等級:測定不能)、指輪(等級:測定不能)
獲得スキル一覧:(剣術系)縮地、絶対切断、次元切り、持久力、駆け足、神速移動
(魔法系)苦痛耐性、錬金術、生活魔法、火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、雷魔法、聖魔法、闇魔法、時空魔法、空間魔法、ストレージ、ダストボックス、転移魔法、創造魔法、テイム、魔物意思疎通、魔物召喚、付与魔法
(その他)手加減、自動解体
ユニークスキル一覧:ナビゲート、神眼、成長加速
称号:異世界人、苦痛に耐えし者、不運の象徴、修行バカ、ドM気質、ドMを極めしもの、剣神、魔帝、鬼殺し、神を模倣する者、神龍の友
加護:神龍の加護
鮮変万華の技:
『炎刃』一式「絶火」二式「不殺の炎」
『風刃』一式「殺爪」
『炎風刃』一式「炎嵐」
『氷風刃』二式「凍龍」
『吸魔の太刀』滅光斬
『彩刃』一式「輝夜の舞」
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