2022.1/1

 ついに弟が家に帰る前に年を越すことになった。例年の今頃は、父方の実家に帰省しカニを頬張っている頃であった。終わりの見えぬ感染症の影響で家族だけの静かな年越しとなった。雰囲気を明るくする弟の不在が静かさに拍車をかけているように思えた。


 私にしてみれば受験がもう間近に迫っていた。事情を知る私の担任や塾の先生からサポートを受けながら受験に向けてのラストスパートが始まった。

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