未来
私は少し気になっていたのでほむらに質問した。少し殴られた跡があったからだ。
「何ででこぼこしている話せる範囲で構わない。話したくなかったらいいさ。」
少しだけ嫌な顔をされた。
「ごめんなさい。寝ているりんごのところに行ってあげなきゃ行けないので。」
オブラートに嫌だと言われた。このことはタブーのようだ。私はDr.に聞くことがある為に地下に寄った。最近は地下にこもってばかりだ。何か予感があった。
「入るぞ。」
私はノックをして診察室に入った。
「…なんだい。晃か。なあ晃申し訳無いが部品が足りないんだ。ほむらは部品が欠けている。多分本人にも気が付いている。でも本人には頑なに修理をしたがらない。多分子供が心配なんだろうな。」
「分かった。部品を何処かから持ってこよう。それとここ最近こもっているのはなんでだ。」
数秒の沈黙が言いづらさを物語っていた。
「実はな。化学兵器を作っているんだよ。こんなこと間違っているって分かりながらも。多分このまま人間どもと衝突すれば負ける事が目に見えている。だから選択肢を増やしているんだ。勿論人間と共存できる未来をわしは見ている。晃どうするかは決めてくれ。」
スイッチを渡された。
「本当は京花に頼まれたんだけど…渡す。」
人間と共存するにはどうすればいいのかそれだけが今思考を凝らして考えていた。
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