反応
Dr.が診察をしている隙に私は皆んなを呼び出した。
「なに何かあったの。議論の事。それは私は反対よ。分かり合えない。そうでしょう。」
ほか2名も賛成である。覆さなければ内乱が起こる危機に瀕していた。
「今AIが来た。私達の仲間だ。だけど子供を連れている。人間のだ。」
目が丸くなった。そして理解した途端叫び出した。
「はあ。何言っているんだ。早く追い出せ理解なんてしてくれない。それにスパイかもしれない。追い出すのが妥当。」
「でも何も悪くない子供だ。だから受け入れてくれ。」
階段からほむらが上がってきた。
「りんごはいい子です。貴方達に何も危害を加えないこれは私が保証します。もうここしかないんです。私たちが一緒に過ごせるのは。」
何か重たい事情があるらしい。息が詰まる声になっていた。
「何かあったの。話せる範囲で話して。」
意外な事に人間嫌いの京花が口を開けた。
「私はりんごの両親と暮らしていました。けれども母親が他界した後に。父親がアルコール依存症になってしまい暮らせなくなっていきました。少しだけ汚い手を使いました。とても残虐なものなので語れませんが。そして私はりんごを守る為に心理体になり逃げる生活を送って来ました。手当たり次第過ごせる所を当たりましたが私がAIというだけで門前払い。最後に希望としてここに来ました。身勝手ながら理解して頂きたいんです。」
その事情を聞き反対していた仲間は全員迎える事に賛成してくれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます