第8話

そして1日が終わり家に着く。

「ただいま」 

朝と同様に私の声だけが響き渡る。

私は思う。

今日も変化がなかった。

変わる事が出来なかった。

同じ事を毎日毎日毎日繰り返す。

あぁ、早く変わりたい。

いや自分で変わる事が出来ないと分かっている。

だから、こう思う。

誰か私を変えて

変わらない私を誰か変えて

変わる勇気のない私を誰か変えて

誰か私に勇気をください

私は変わりたい

そして夜が過ぎてまた憂鬱な朝が来る

変わらない変えられない日常がまた始まる

「今日こそ変われるだろうか」

そう思いながら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

変わらない私(仮) @xvsayavx

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ