第2話 馬酔木の野望
釧路湿原駅に降りた男、
馬酔木たちは全員バフをしていた。首まで隠れるタイプのマスクで、馬酔木が緑、行町がオレンジ、印鑰が黒、鱗川が黄色。
パッとしない生活が続くある晩、家出中の女、六角若葉が鱗川の部屋に現れる。そこで馬酔木たちは、若葉がアパートから立ち退きを迫られていることを知る。
「仕事ダメになったんだ。コロナで売り上げ落ちた」
鱗川は、婿養子の跡取り息子になり保証金をせしめるために馬酔木と若葉の結婚を提案する。若葉の故郷(
そこでは大量のゾンビが待ち構えていた。🧟🧟🧟
印鑰が「気持ち悪いねー!」と叫んだ。
馬酔木や若葉は恐怖に震えていた。
鱗川と行町がハンドガンでゾンビを次々葬る。
行町は警察が横流ししたニューナンブM60っていう銃を買い取っていた。
ニューナンブM60は、新中央工業(後にミネベア(現・ミネベアミツミ)に吸収合併)社製の回転式拳銃。1960年より日本の警察官用拳銃として調達が開始され、その主力拳銃として大量に配備されたほか、麻薬取締官や海上保安官にも配備された。生産は1990年代に終了したが、現在でも依然として多数が運用されている。
内務省警視庁および府県警察部時代、日本の警察官は基本的にサーベルを佩用するのみで、銃火器の装備は刑事や特別警備隊、要人警護要員や外地の警察部など一部に限定されていた。その後、連合国軍占領下の日本では警察官の帯刀を廃止し拳銃を携行することになったため、もともと保有していた拳銃だけでは足りず、日本軍の武装解除や民間からの回収によって入手された国産の拳銃も用いられていたが、それでも充足率は低く、また配備された拳銃も老朽品が多く、種類も雑多であった。1949年夏よりこれらの拳銃はGHQに回収され、かわってアメリカ軍の装備からの供・貸与が開始された。しかしこれらの供与拳銃にも老朽品が多く、その中でも特にM1911A1自動拳銃とM1917回転式拳銃は耐用年数を過ぎて動作不良や精度低下を来していたほか、使用弾薬が.45ACP弾だったため警察用としては威力過大であり、大きく重いために常時携帯の負担が大きいという不具合も指摘されていた。60年安保対策として警察官が増員され、再び銃器の充足率が低下していたこともあり、まず1959年よりS&W M36などの輸入による新規調達が開始された。
しかし一方で、国内産業の涵養や製作技術の存続を図る観点から、防衛庁、警察庁、法務省、海上保安庁などが装備する公用拳銃の統一化・国産化が志向されるようになっており、1956年9月、日本兵器工業会は、通商産業省の指導のもとで拳銃研究会を設置して検討に着手した。そしてその検討を踏まえて、1957年より、新中央工業において国産拳銃の開発が開始された。このとき、自動拳銃2機種と回転式拳銃1機種が開発されたが、この回転式拳銃が本銃であり、当初はM58と称されていた。
M58は1959年11月に行われた外国製拳銃との性能審査で優良な成績を納め、1960年より警察への納入が開始された。昭和43年度以降、警察が調達する拳銃は本銃に一本化されることとなった。
ようやくたどりついた洋館、
荒木田は、
結婚式当日、荒木田はゾンビパウダーを使って靖子を仮死状態にして自分のものにするが、ゾンビ化した彼女は荒木田に愛を向けることはなかった。荒木田は永井に詰め寄るが、逆に自分がゾンビにされてしまう。永井も、靖子の美しさに心を奪われたのだった。
事を知った馬酔木は、行町と共に永井の屋敷に向かう。しかし、ゾンビ化した靖子は永井の命ずるまま馬酔木を殺そうとする。最後の良心をもって荒木田は隠し持っていた銃で永井を撃ち殺した。
数日後、馬酔木のもとに靖子から『アナタのことが好きです』とLINEメールが来た。
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