6
学校が終わり、家に帰宅したら執筆活動の時間だ。
主人公はもちろんヴァンパイアにした。正義の陣営である勇者は小説の中で散々見たので、逆に悪の陣営に関して書いてみたいと言う欲があった。
買ってもらった小説で登場したヴァンパイアの特性を網羅し、その他にも参考にできるのがあるのではないかと期待して西洋の悪魔に関して描かれた悪魔辞典という本も1冊買ってもらった。
悪魔辞典には、各悪魔の特性や特徴、発生地方などの情報が細かく箇条書きされており、その悪魔に関しての小噺が最低1つ掲載され、1悪魔につき1ページから3ページ程度にうまく纏められていた。表紙のデザインと少し立ち読みして”読みやすそう”と思っていたが、どうやらアタリだったようだ。
小説と悪魔辞典のおかげか、怪異に関しての興味が僕の中で飛躍的に大きくなっていく。十分に資料が集まったところで、僕はやっと小説を描き始め、1日2ページのペースで執筆を続けた。
それと同時期に、学校では一つの事件が起きていた……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます