第4話

「俺はその後。滅茶苦茶努力した。

学校一のイケメン秀才である藤島くんを追いかけるべく、髪型とか清潔感とか気を遣って、そんで勉強もがんばった。それで、

生徒会長に推薦されるまでになった」


「そうね。頑張ったことは認めるわね」


「恐ろしい闘いだった。藤島くんは

滅茶苦茶、人望厚くて、女子にモテモテ。

小六のとき、クラスは全部で四クラスあって、俺を含めて四人の候補者がいたんだ」


「いたわね」

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