第4話 吐きそうなくらいに静かな夜
青白い街灯がいつまでも続く一本道に、気づけば一人で立っている。揺れる光たちは私を導いてくれない。彼らは孤独だ。私も孤独だ。石のタイルでできた道はどこまでも続いている。道の先に何が待ってるのか、何もわからない。誰も教えてくれない。ここには何もなかった。あたりを見渡してもめぼしいものは何もない。ここには街灯とその先にある暗闇しかなかった。一歩、一歩と試しに歩みを進めてみるも、結局同じ風景が続くだけ。何も変わらない。この道になんの意味があるというのか。灯りは静かに揺れている。夜は終わらない。
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