第4話 獣人の少年、教わる、出会う、情報量多すぎ!
レナと出会って1ヶ月ほど過ぎようとしていた。
その間、俺はとにかく特訓と平行してレナとの信頼関係をきずいて好感度をあげていた。
そしてついに家に招待されるというイベントを起こすことに成功した。
前々からレナの母親には聞きたいことがあったからだ。
内心では叫びたいほど嬉しい展開だがグッと堪えて集合場所であった森に向かった。
レナを見つけ!
「おーい」
声をかけるとレナも元気に手を振っていた。
そして合流した2人はレナの家に向かった。
軽く雑談をしながら歩いていると何らかのイベントがと内心ワクワクしていたがそんなものは起こらずレナの家に着いた。
「お母さーん」
そう言ってドアを叩いて入って行ったレナについて行くとドアが開く音と同時に突然視界が真っ暗になった。
「なんだ!」
とっさに後ろにバックしようとしたががっちり捕まれて逃げられなかった。というかなんか柔らかい。そんなことを思っているとふと脳裏に言葉がよぎった。
これは、、、胸!
驚いたと同時にに何とか抜け出さなければと藻掻く《もがく》も抜け出せそうのない息ができなくなってきたその時、レナが何とか引っ張り出してくれた後に
「お母さんいい加減起きて!。そして抱きつく癖を治して」そう怒りながら言った。すると女性の方が
「うぅ、、ごめん今何時」
何も聞いていなかったように眠たそうな声でそういった。
「さっきはごめんなさいね」そう申し訳なさそうに言った彼女は言った。別にこっちは良かったのだがそれを言うと何か言われそうなので
「別に気にしてません。」
さわやかにそう返した。
そういえばこの人、レナとは全く違うな。
目の色は緑だし気弱そうでもない。
どちらかと言うとお姉さんという立場が似合うようなそんな感じだ!。そんな考えをさも読んでいるかのようなレナが少し不機嫌気味で俺の事を紹介した。
「この人が私の友達のレックス」
「こんにちはレックス君。私はレイラよろしく」
「こんにちはレイラさん」
そう言って軽くおじぎをした。
そして俺は1番聞きたかったことを単刀直入に、レイラさんに聞いた。
「急にごめんなさい質問なのですが僕は魔法が使えますか?」
その質問に対する回答は少し間が空いて答えられた。
「無理ね」
「まず魔法は火、水、風、土、雷、聖、闇、この七つがあるんだけど、そもそも獣人は魔法と相性が悪いのだから魔法はつかえない」
その言葉を聞いて僕は心の中でガッカリした。
異世界でやることが魔法ではなく物理攻撃なのだとそうしょげていると
「でも、精霊術なら使える」
そう聞いて俺は、はっとレイラさんの方を向いた。
精霊術とは内部の魔力を使う魔法とは違い外部の精霊に干渉して使うものらしくそれなら使えるとレイラさんが言っていた。そして精霊がいる場所まで案内してくれるとも言ってくれた。
俺はレナに向かって凄いいきよいで
「やったー!」
そうはしゃいで手を握りながら言った。
早速お願いをしその場所まで連れて行って貰うことにした。
その場所はあくまで1人で行かなければ行けないらしくレナは家に留守番レイラさんと二人で言った。そのレナはとても不服そうな顔をした。
これはしばらく機嫌を取らないとな。
そんなことを思いながらふと思ったレナの魔法に着いてだ。
レナは俺の動きをしたいと言って練習に同行しているが、半日でできるようになっていた。俺の動き方を直角というふうに表すならレナは緩やかな放物線だ。おまけにさも普通ですと言わんばかりに魔法らしきものを使っていたしあきらかにおかしい。
そう思いレイラさんに聞いてみた。
「レイラさんレナは魔法が使えるんですか?」
「えぇ使えるわ。だって教えたの私だもん。」
そう言って話を続けた。
「レナは水、土、闇、魔法が使えて1番は物体の重さを変えるのが得意でね」
そう自分の娘の自慢話を話しているのを聞いて納得した。物体の重さを変えるそれは多分重力を操っているんだ。練習をしていた時レナはふわふわした動きで森を飛び回っていた。そして適性に風がなかったから闇魔法の部類だと考えがいく。
自分の世界に入り込んでいたところで急に現実に戻された。
「ついたよ」
そう言われて我に返って見たものは美しく綺麗な森だった。特訓していた場所とはわけが違う。ただただ綺麗という言葉しかでないようなそんな森だ。
「さぁ、ここからは1人でまっすぐ進んで」
「ありがとうレイラさん」
そう告げてただまっすぐ歩いた。
しばらく歩くと大きな湖が見えた。
「大きいな」
そう言いながら湖の前までいくとあたりが光だし
真ん中に大きな上半身だけしかない女性が出できた。
あきらかにトップだろ!
そんなことを思っていると
「ここに何しに来た、獣の子よ。いや異界の魂と言うべきか。」
それを聞いてぞっとした。
自分の魂がこの世界のものでは無いとわかっているかのような口ぶりだった。
だがここで下がるわけにはいかなかった。
「俺に精霊術が使えるようにして欲しい。」
そう自分の中で決意を決めて喋った。
「それはお前次第だ。ここで祈りその祈りによって我らは動くのだから。」
ここで祈りその祈りによって自分が何を使えるのか決まる。
じゃあ祈らなければ。
祈るってどうやる?
膝を着けばいいのか日本の参拝方法みたいなのであってる?
膝を付き手を合わせ祈ろうとした時ふと思った。
本当にこれでいいのかと。英雄はどれも超人を超える何かを持っていた。力、知識、魔力様々だ。けど俺にはそんなのない。
だったら願うのは、、、やっぱりこれだ。
そう決意して膝を付くのやめて立ち上がり少し緊張しながらも
「俺と契約しろ!」
そう声を上げた。
「何を言っている。我がなんの代償もなく契約するわけなかろう。」
そう言われ躊躇うとこなく
「じゃあ俺の片目をやる」
そう言うと
「はは、なんの躊躇もなく差し出すか。気に入った。いいだろう契約してやる。」
躊躇していないわけじゃない。
ぶっちゃけめちゃくちゃ怖いってゆうか今すぐなかったことにしてくれないかと土下座をしてもいいくらいだ。
でも体がそれを拒む。
せっかくのチャンスなんだぞと自分じゃないそれは元の体の持ち主がそう訴えるように拒んだのだ。
俺は夢を叶えると決心したみだから引く訳にはいかないそう再度自分の心を整理して話を続けた。
「どう契約するんだ」
「簡単だ私に名前を」
うーんどうしようか名前、、名前、あ!、
「シエル、、シエルのしよう!」
「いいだろう気に入ったこれから頼むぞ我が主」
「あぁよろしくシエル」
良かったー確か虹をフランス語アルカンスィエル
とか言ってたからそこから取れて良かったー気に入ってくれて、そうしていると
「片目がないのは辛かろうほれ」
そう言ってシエルは手をかざすと、急に右目が光るのと同時に黒い光の玉が俺の胸に入っていった。
あれがなんだったのか分からないがまぁいいとりあえず精霊と契約成功やったね!
ってゆうかもう夜遅いまた母さんに怒られる。
急いで帰らないと。
同時刻
「おいおい本当にこの石像を壊すだけでこんな大金をくれるのかい?」
中年の男性がゆうと黒いフードの男が
「あぁ私は嘘をつかない」
そう言って大金を見せる
「まぁそれならいいんだが」
そう言って石像を手に持っていたメイスで叩き割る。
「さぁ、早く金を」
そういったのもつかの間、その像があった場所から黒いモヤがでてきた。
なにかの気配を感じ
「なんだ?」
そう言って大金にめいっていた男が後ろをむくとその男は跡形もなくなくなっていた。
「久しぶりの世界だ!」
「さぁたっぷり殺そう」
「女、子供を、ははっ」
そう言って黒い影にその怪物は消えフードの男もいつの間にかいなくなっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます