第2話 いざ情報収集、後に絶望(英雄になれるかな?)
体調が完全に戻り普通に歩き回れるようになってすぐに僕は家の本を見た。
とにかく情報が欲しかったからだ。
どうゆう世界なのか種族はいくつかいるのか、レックスだけの記憶ではどうも理解しきれないので自分で調べていた。
「やっぱり」この世界は、定番の中世の外国だ!そしてここはドット村というらしい。
なんで自分の苗字が?と思いさりげなく母に聞いたら父が出した功績によって王様より頂いたらしい。
そして王都、帝国、エルフ国、獣人国、など様々な国があることも知った。
これは夢が広がるなーちなみに一夫多妻が認められているらしいハーレムいけるかも、、いやいや俺は英雄になる英雄になるそんなことを悶々と考えていると
「レックスーご飯よー」
母から言われた。
まだ特訓してないがお腹がすいたらなんとやらと言うしまずはご飯だ。
そう思い僕は部屋を出て椅子に座った。
そういえばこの世界のご飯はどんなものだろうかやっぱり定番のパンとかかな?そんなことを思っているうちに僕の前にご飯がだされた。
予想通りパンとスープだ!
朝だからか少し少ない気がするがまぁいいとりあえず食べてみよう。
そう思い、一口食べてみる。
「美味い」
おっとうっかり声をだしてしまった。スープはしっかり味がある。
出汁でもとっているのだろうかパンもふわふわで硬くないこれは嬉しい。
すぐに全部食べてしまった。
食べ終わると視線に気づく母だ、どうしたのだろうと思い声をかけると
「こんなに美味しそうに食べてるところを見れて嬉しくて」そうか体があまりお世辞にも強いと言えなかったからかな。
なら安心させないとそう思い俺は
「美味しいご飯を作ってくれてありがとう」そう笑顔で言った。
パンとは小さな涙を流した余程嬉しかったのだろうか。それはよかった、ところで父がいないどこに行ったのだろうと思い母に聞くと狩りに出ていったそうだ。
なんでも俺が元気になったお祝いをしたいらしい。じゃあ俺はちょっと確かめたいことがあるから本を読むかな魔法とかの本あるかなーあったら使って見たいなー。
そして魔法にかんする本を見つけ読んでいるとふと気になった文章を見た、なになに「獣人は身体能力が非常に高いが魔法が使えない」なるほどなるほど、、、
「はぁーーーー!!!」
なんでだよー!魔法使いたいよーでも待ってそれはおかしいたしかここら辺にあったらこの文章「獣人の男は炎の鬣《たてがみ》を身にまといデーモンを倒し国を救った。そして王より領地を貰った。」こう書いてある以上魔法は使えるはずどういうことだ?
ともかく俺は魔法が使えない。
身体能力が高いだけ。
とりあえず格闘術でも覚えるか。考えることが多すぎる。
はぁどうしようこんなんで英雄になれるかなー。
先が思いやられる。
とほほ。
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